Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

オーディオはちょっとおやすみ

ノッティンガムのプレーヤー用のトーンアームベースとモーターベースの工作が完了して、のんびりと音楽三昧の日々の予定でしたが、ガーデニングとテニスでなかなかまとまって音楽を聴く時間が取れずに、夕食後にウトウトしながらレコードを聴いています。情けないオーディオ愛好家ですね。トホホ🤣

 

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そんな訳で今回はオーディオ関連のネタではなく、最近はまっているガーデニングの話題です。

 

下記は3週間前の写真で、落葉した木々と今年植えた高麗芝もまだ休眠中でした。

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現在の庭の状態です。ツツジが咲き始め高麗芝も緑がかってきました。ヒメシャラも芽吹いています。冬に頑張って枕木の階段を造ったおかげで、このように庭の変化を楽しむことができています。もちろん、妻にも大好評です😁

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斜面を造成して造った花壇に植えたグラジオラスの球根から芽が出始めました。これからの成長と開花が楽しみです。

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直径20cm程の大きなサボテンを頂きましたので庭の一角に植えました😊。ナチュラルガーデンを目指していますので少しコンセプトからは外れるのですが、この大きなサボテンはとてもインパクトがありますので良しとします。

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5月に入るとバラも咲き始めますので、今年は例年以上に華やかな庭になりそうです。

 

モーターベース(重量版)完成

重量版のモーターベースが完成しました。このモーターベースはノッティンガムのプレーヤーのボードではなく、それが置いてあるタオックのラックのボードに置きます。

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この重量版のモーターベースは鉛の棒3本弱(1本の重さ2.6kg)を園芸用ガスバーナーで溶かしてパイナップルの缶(直径83mm, 高さ110mm)に流し込みました。手のひらに乗るサイズで重さは6.5kgですので、体感的には20・30kgのパワーアンプ一台を持っている感覚です。

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こちらは、2.5kgのモーターベースで塗装前の写真です。このモーターベースはノッティンガムのプレーヤーのボードに置く設計で実験用に製作しました。こちらも重量版同様パイナップルの缶に鉛を溶かしこみました。

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シンクロナスモーター用の電源スイッチと進相コンデンサは別ケースに収めました。こちらのケースは紅茶の缶を流用して1kg程の鉛を溶かしこみ安定性を確保しました。

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庭造りの合間に今回の工作は行いましたので時間掛かってしまいましたが、これで落ち着いて音楽が聴けそうです。今までの努力が報われば良いのですが....

 

 

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春が来る前にと頑張っていた庭造りもほぼ完成して、先日6種類の球根を植えました。私はチューリップと水仙以外は植えたことない初心者ですので、無事に芽が出て来きてくれるか心配です。斜面には雑草防止用にスギゴケを植えました。

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シンクロナスモーターの振動の評価

今回はシンクロナスモーターの振動レベルを簡易的なレベルの測定ですが評価しましたのでその結果を紹介します。

 

鉛を溶かして自作したモータベース (2.5kgと6.5kgの2種類)に取り付けたシンクロナスモーターの振動の影響を3つの条件で測定しました。モーターはVPI SDS (Synchronous Drive System) からの出力84V・60Hzで駆動しています。

 

1.モータベース(2.5kg)をノッティンガムのプレーヤーボードに直置き

2.モータベース(2.5kg)とノッティンガムのプレーヤーボードの間に8㎜厚のジェルを挟む

3.モータベース(6.5kg)とタオックのボードの間に8㎜のジェルを挟む

 

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測定は前回のプーリーの評価と基本的には同じですが、下記の2点が異なります。

1.ドライブベルトは外してモーターのみ回転させる

2.カートリッジは回転していないレコードの中央部に置く

 

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Analogue Productions The Ultimate Analogue Test LPのトラック1のkHz 7cm/secの基準信号のレベルが約-10dBになるようにUSBインターフェースのゲインを設定した時の残量ノイズ(家内振動音も含む)です。今回の結果は絶対値ではなく、あくまで簡易的な測定方法で相対的な違いを見るのが目的です。

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テスト結果1

モータベース(2.5kg)をノッティンガムのプレーヤーボードに直置きした時に回転していないレコード上でカートリッジがピックアップした信号のスペクトラムです。信号は見やすくするために約20の信号を平均化しています。

モーターは60Hzで駆動していますので、60Hz付近で15dB、120Hz付近で30dB、絶対値は低いですが360Hz付近で25dB程増加しているのが分かります。

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テスト結果2

上記の条件にモータベース(2.5kg)プレーヤーボードの間に8mmのジェルを挟さんだ結果です。ジェルの効果で、60Hz付近で15dB程増加した以外は残量ノイズほほぼ一緒の値です。

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テスト結果3

モータベースを2.5kgから6.5kgのものに替えて、タオックのラックのボードの上(ノッティンガムのプレーヤーボードの横)に8㎜のジェルを挟んで置いた時の結果です。テスト2の結果に比べて、60Hz付近で5dB低下、120Hz付近では10dB程低くなり残量ノイズと同レベルです。

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上記の結果から、シンクロナスモーターは6.5kgの鉛ベースにネジ止めしてジェルを挟みタオックのラックのボードに置くことにします。モーターの振動による電気的なノイズを減らすことによって立体的で広いサウンドステージ感が得られると予想しています。ファイル再生で高品位な外部クロックを使った時の効果に近いかもしれません。

 

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何気なく購入したモーター・トーンアーム無しのノティンガムのプレーヤーでしたが、いろいろ学ばせて頂いています😊

 

 

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近所の公園でライトアップされた幻想的な桜を観てきました。

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プーリーの評価

ノッティンガムのプレーヤー用のモーターベースは完成して、今は人工大理石で自作したプーリーの評価を行っています。 

 

まずは下記の様にVPI SDS (Synchronous Drive System) の周波数を60.00Hzに設定して、テストレコードの1kHzを再生しながら、なるべく1kHzに近い値になるようにプーリーの溝を少しずつ削りました。SDSはトルクが要求される起動時には115Vでモーターを駆動しますが、定常状態になると電圧を72Vまで下げモーターの振動を抑えてくれます。

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下記の様な構成で自作したプーリーの回転数を確認しました。テスト用信号は  Analogue Productions の The Ultimate Analogue Test LP に録音されたものを使い、イコライザアンプの出力をオーディオインターフェースでアナログ・デジタル変換した信号をPC上のソフトウェア Artaスペクトラムアナライザ機能で評価しました。

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下記はプーリーの最終版の特性です。60.05Hzでシンクロナスモーターを駆動した場合、テストレコードの1kHzの基準信号が 1kHz となりました。測定誤差を考慮すると私的には十分に満足レベルです😊

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正確な回転数が得られて安心していたところ、1kHzの前後 (880 と 1120Hz) に‐75dB程のピークがあるのに気付きました😂。VPIのモーターとプーリーの組み合わせではそれより20dB低い値ですので、私が卓上ドリルを使った”なんちゃって旋盤”で自作したプーリーの真円度の誤差がその原因と推測しています。しかし、日曜大工レベルの道具でここまでできた自分を褒めてあげたいです。

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改めてネットでプーリーの検索をしたら、使えそうなプーリーが見つかりました。溝径は求めているものと少し違いますが 駆動周波数を調整することで対応できそうです。

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もう少しでノッティンガムのプレーヤープロジェクトも完結しそうです。 ノッティンガムのプレーヤーの音には大満足していますので、このような試行錯誤も苦になるどころかプロセスを楽しんでいます😁

 

モーターベースの製作(加工編)

ノッティンガムのプレーヤー用のモーターのベースの工作を楽しんでいます。

 

プーリー(写真左)は人工大理石をルーターで円形カットしてから、卓上ドリルで半円形の溝を掘りました。重さが求められるモーターベース(写真右)は鉛を溶かして製作しました。 溶かした鉛を空缶に注ぎ、鉛が冷えた後、缶の上部をグラインダーでカットしました。人工大理石を加工した写真中央の部品にモータ本体が収まります。

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仮組してみました。私の工作レベルを考慮するとまずまずの出来上がりです😊

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プーリーの溝径は設計値より少し大きめに加工してあり、ノッティンガムのプレーヤーのプラッターと組み合わせて回転数を確認しながら溝径を微調整します。

 

 

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昨年の12月に始めた庭造りがほぼ完成して、後は、季節の花を植えるだけの状態となりました。これからは花の季節ですので楽しみです。

 

Before (以前はコナラの大木の陰で放置状態でした)

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After (上記の写真とほぼ同じ角度から撮りましたが、この角度ですと私の頑張り度合いが伝わらないですね😂)

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枕木の階段(計33段)の設置、ツツジトキワマンサクなどの低木(計54本)の配置換え、高麗芝を張ってできたのが下記の庭になります。

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 斜面のため、棚田みたいな花壇です。

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 数百個の小石 (溶岩) との格闘も今日で終わりです。

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シンクロナスモーターが届きました

日本パルスモーター(株)に注文していたシンクロナスモーターが届きました。

 

この会社は基本的に業者向けに受注生産でモーターなどを製造販売していますが、幸い個人にも販売してくれることが分かり1月に注文していました。

 

10個入るトレーに一個だけの納品で申し訳ない気持ちです😢

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型番はPTM-24Fで定格電圧は100V、回転数は50Hz時250rpm、60Hz時300rpm。トルクは50Hz時35、60Hz時30(mN・m)です。

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このシンクロナスモーターは商用電源ではなく、VPI SDS (Synchronous Drive System) で駆動させます。プーリーは市販品で使えるものが見つかりませんでしたので、トーンアームベースと同様に人工大理石を加工して作る予定です。幸い、回転数はSDS を使って微調整できますのでプーリーの径は正確である必要はありませんので素人に私にも何とか作れそうです。

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それから、モーターベースも製作しなければいけませんね。こちらは、重さが必要ですので鉛の棒を溶かして必要な形にする予定です。

 

 

今週は庭仕事とテニスで忙しかったのですが、今日は恵の雨でしたので、久しぶりにオーディオ機器に電源を入れ、このブログを書きながら、スザンヌ・ヴェガのセカンドアルバム Solitude Standing を繰り返し聴いています。ちなみにこのレコードに含まれる曲「Tom’s diner」は、世界で最初にMP3フォーマットになった曲だそうです(ウィキペディアより)。

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我が家のタウ君も「お父さんの椅子」を占領して、ノッティンガムのプレーヤーから流れる音楽に気持ち良さそうです。犬や猫に満足して貰えるようになればオーディオもあがりかもしれませんね😊

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トーンアームベース完成しました!

なかなか完成しないトーンアームベースでオオカミ少年の仲間入りしにそうになりましが、今回は本当に完成しました。

 

前回紹介しました試作#4では高さが高くなり過ぎましたので、追加工して前々回紹介しました試作#3のデザインに戻しました。妻からは”最初からちゃんと設計しなさい”とお叱りの言葉はありませんでしたが、自分の調査不足に反省しています。

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ロクサンのトーンアームの有効長に合わせて、取り付け用の治具を製作しました。プラッターとトーンアームの高さが異なるのと、それぞれの位置に数十Φの穴が空いていますので、普通の定規では正確に合わせるのが難しいのです。それから、ノッティンガムのプレーヤーの場合、プラッターをセットする前にアームベースを固定する必要があります。

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VPIの場合は、オリジナルの治具が使えました。

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ロクサンとVPI用トーンアームベースを指定の有効長で固定した後、プラッターをセットしてオーバーハングの調整をしました。

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ロクサンのトーンアーム TABRIZ-ZI にオーディオテクニカのカートリッジ AT-OC9/III を取り付けて試聴を始めました。一月末頃にノッティンガムのプレーヤー、VPIのトーンアーム 、オーディオテクニカのカートリッジ AT-OC9/III の組み合わせでトーンアームは半固定の状態で試聴したことがありますが、ロクサンのトーンアームを今回製作したアームベースに取り付けた状態の出音はとても近い物があります。と言うことはターンテーブル・プラッターの影響は私が想像していた以上に大きいようです。

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こちらは一月時点でのVPIのシステムです。現在、モーターとドライブベルトがノッティンガムのプレーヤーに応援に出でいます。

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トーンアームの聴感による調整はまだこれからですが、レコードを聴き始めました。ノッティンガムのプレーヤーで聴く音楽は身体にすーっと入ってくる感じです。VPIのシステムからは味わえなかったアナログの世界です。下記のレコードの置台はWoody&Allenさんのアイデアを頂きました😊

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 Streo Sound ハイエンドアナログ保存版(2011年)で柳沢氏がノッティンガム Space 294HD の感想を下記の様に述べられています。

 

「不思議とも言いたいほどの心地良さに包まれる。全体が弾力性に富んだ木質の響きなのだが、そこに気品に満ちた凛々しさとともに、しなやかさも柔軟さも備わり、かつハットするほどの静けさもある。ジャズには少しマイルド過ぎるかと思いつつも、気がつくと、もうライブハウスの席に座っているかの気分に浸り込んでいる自分に驚く。」

 

柳沢氏の感想は驚くほどに私の印象と同じです。今回ノッティンガムのプレーヤーを縁あって導入して、思い入れのあるレコードから今まで以上の音質で聴けるようになったのは嬉しい限りです。

 

現在注文しているシンクロナスモーターが届き・設置できましたら、ターンテーブルシートをベストなものを選び、本命のカートリッジであるオルトフォンのMC-A90で試聴を予定していますので、当分はアナログ関係で楽しめそうです。

 

 

 

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最近は少し暖かくなってきましたので、庭仕事にも励んでいます。枕木の階段脇にイチゴ棚を造りました。イチゴの苗は数年前に地植えしたものです。掘り起こした石ころの移動が残っていますが、イチゴ棚の上側にはバラを移植しましたので、イチゴを食べながらバラの鑑賞ができそうです。妻からもお褒めの言葉頂きました😊

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