Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

エルサウンドのイコライザーアンプがやって来る

ノッティンガムのアナログプレーヤーのモーターなし、トーンアームなしの中古品を導入したのが2021年1月、それ以来、VPIのアナログプレーヤー ARIES 3 Black Knigh の出番が無くなってしまいました。VPIのプレーヤーも縁あって我が家に来た機器ですので、たまには鳴らしてあげないといけないと思っていましたが、優先度が低くなかなか手が回りません。

 

VPI(左)のノッティンガム(右)アナログプレーヤー

 

 

VPI ARIES 3 Black Knigh にはオーディオテクニカのMCカートリッジ AT-OC9/III を取り付けています。AT-OC9/III は2009年発売された製品です。デザインおよび仕上げは私が昨年購入した AT-ART9XI より洗練されているように私には思えます。

 

 

 

ノッティンガムのプレーヤーは下記2種類の組み合わせで鳴らせるようにしてあります。

 

しかし、VPIのプレーヤー用にはフォノイコライザが無いのです。AT-ART9XI に接続している SUTHERLAND HUBBLE を使うのもありなのですが、聴くたびに接続を変えるのは面倒くさがりの私には無理です。セレクターを使う案もありますが、ミリボルトレベルの信号経路での使用には躊躇します。

  • audio-technica AT-OC9/III  + VPI JMW-9 + フォノイコライザが無い

 

そこで、audio-technica AT-OC9/III 用にフォノイコライザを導入することにしました。VPIのプレーヤーに接続された audio-technica AT-OC9/III  はスタメン扱いではありませんので、お値段以上の高音質のフォノイコライザが市場にないか調べたところ、

にたどり着きました。

 

このフォノイコライザは 2007年発売された製品のようですが、なんと現在でも製造されていまして、納期一週間で入手できました。

 

下記はメーカーのホームページに記載されたメッセージです。そのメッセージから誠実さを感じましたので、自分の直感を信じて試聴機を借りることなく購入を決めました。

  • 見かけのデザインに敢えて費用をかけずに極力低予算で音そのものを楽しんで頂ける製品を目指しました。 のっぺりとした只綺麗なだけの音ではなく本来在る情報を極限まで再現したいが信条です。 CDを否定は致しませんがレコードの方が良いと認識出来る装置を目標にしたいものです。 価格と音質は比例いたしません。 音決めは光悦のカートリッジ、昇圧トランス、マークレビンソンのプリアンプで構成したシステムを手許に置いて比較しながら決定しております。

 

EMC-2 の仕様は光悦のカートリッジの使用を基準にされているようですので、AT-OC9/III  用に仕様を一部変更して貰いました。このような細かい対応をして貰えるのはガレージメーカーの良さですよね。

  • 入力インピーダンス: 4.7Ω から 100Ω に変更
  • ゲイン: 72dB から 66dB に変更

 



サブシステム用のフォノイコライザとは言え、どんなオーディオ再生と出会えるか楽しみです。もし、エルサウンド EMC-2 が SUTHERLAND HUBBLE より私好みの音を出してくれたら前者を audio-technica AT-ART9XI と組み合わせてメインのノッティンガムのプレーヤーで使用するのも一案です。EMC-2 は「価格と音質は比例いたしません」と言うほどエルサウンドの自信作のようですので、下剋上があるかもしれません。