Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

残響時間が測定できるソフトウェアの紹介

先日の残響時間の測定にはARTA と言う名のソフトウェアを使用しました。このソフトウェアはクロアチア製でWindows 2000/XP/Vista/Windows 7上で動作するシェアウェアです。費用は個人使用の場合は8,543円です。周波数特性はいろいろなソフトウェアでサポートされていますが、なかなか手頃な価格で残響時間が測定できるものはありません。しかし、ARTAではインパルス、周波数特性、高調波歪率、残響時間、残響減衰など音響計測に必要な項目はほぼ全部サポートしています。デモバージョンでも測定結果が保存できない事以外は同様の計測ができます。とりあえず、測定結果は画面のコピーで十分と言う方は無料です。
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ARTAが動作する環境はARTAのホームページのRequireqmentsを参照して下さい。動作の確認がとれたサウンドカードのリストがあります。私はWindows XPのPC(Dell inspiron 1520)、USBサウンドカードとしてローランドのUA-4FX、マイクロフォンはEarthworksのM30を使っています。UA-4FXARTAのリストには含まれていませんが問題無く動作しました。マイクロフォンはべリンガーのECM8000でも残響時間の測定には十分だと思います。それから、UA-4FXですと入出力同時使用の場合、最大48kHzまでしかサポートしていませんので、周波数特性は24kHzまでしか確認できません。近々、96kHzまでサポートするUSB版のサウンドカードを入手する予定です。
 
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パソコンお持ちの方は、2万円位の投資で自分のリスニングルームの音響特性が測定できる時代ですので、これからは試聴と音響計測の両輪でオーディオライフがより充実すると思っています。