新日本無線のオーディオ用電子ボリューム(MUSES72320)を使ったマルチチャンネル用ボリュームのユーザーインターフェースの案がまとまりました。下記がそのイメージ図になります。デスプレイと8個のプッシュボタンで構成されています。
デスプレイはキャラクタタイプのパネルを使用します。ノリタケ伊勢電子のドットキャラクタ蛍光表示管(VFD)モジュールが候補の一つです。一般のLCDパネルと比べるとかなり値段が高いのが難点ですがオーディオ機器では質感も大事な要素ですね。もちろん、優秀?なオーディオ評論家の為にデスプレイをOFFにする機能もあります。操作はすべてプッシュボッタンで行います。
VOLUMEボタンの▲と▼はMaster Volumeモード時には音量の増減を0から-99.5dBの範囲で行います。そして、Gain Controlモード時には Modeボタンで選択されたユニットのゲインの増減を0から+20.0dBの範囲で行います。音量とゲインともに0.5dBステップ単位で増減できます。 Master VolumeとGain Control両モードとも左右のチャンネルが独立してコントロールできます。この機能で左右およびスピーカーユニットの能率差とアンプのゲイン差を調整できます。
MUTEボタンは、一般的な遮断方式は精神的の宜しくないですので音量を数秒掛けて下げます。ミュート時でも音量は変えられてミュート解除時に有効になります。
CHボタンの▲と▼はVolumeまたはGain調整の対象となるチャンネルを選択します。LとR同時、LまたはRのみが選択できます。Lが選択されるとLチャンネルのみの音量またはゲインが増減できます。Rのみの場合も同様です。LR時にはLR同時に音量またはゲインが増減できます。ただし、LまたはRのみで設定されたレベル差は保たれたまま音量は増減されますので便利です。
MODEボタンの▲と▼はMaster Volume(全チャンネル共有)モードとGain Contolモードがあります。Gain ContolモードではLow, Mid-Low, Mid, Mid-High, Highのゲイン調整ができます。左右独立でのゲイン調整も可能です。
それから、PIC用ファームウェアの開発も順調に進んでいます。