Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

DEQXを用いたスピーカーの周波数特性の測定

私の現在の4ウェイマルチアンプシステムの周波数特性を紹介します。チャンネルデバイダーにはデジタルタイプのDEQX社のPDC 2.6Pを使用していまして、クロスオーバー周波数とスロープは下記の様に設定しています。
 
 低音・中音  300Hz 48dB/octave
 中音・中高音 3kHz 24dB/octave
 中高音・高音 10kHz 24dB/octave (ここのみLCフィルターを使用)
 
*DEQXはもっと高次のフイルターが使えますが、ここ数カ月は上記の次数で落ち着いています。近い内に高次のフイルターを用いた時の周波数も紹介します。
 
イメージ 2
 
ソニーのドライバーは20kHz以上まで伸びているのに、4ウェイ化が必要ですかと時々聞かれますが、私のシステムでは4ウェイ時の方が、(高次元での話ですが)音色の数・音場の質感が2ウェイ時に比べて勝るように聴こえます。だだし、周波数の測定無しでのマルチ化は少々無謀だと思います。DEQXはデジタルチャンネルデバイダーとしても優秀ですが、ルームアコースチックの特性を測る機能も充実しています。
 
測定用マイクロフォンは試聴位置、高さは私の耳の位置に合わせてあります。周波数特性はそれなりの特性だと思っていますが如何でしょうか。一部のジャパニーズポップスのCDでは、もう少し高音を数dB絞っても良いと感じる時がありますが、その時はDEQXのリモコンのボタン一つで解決! 録音の良い交響曲は各パートが手に取るよう見えます。DEQXでのイコライズングは最小限にしていまして、2-3kHz間で数dB下げているだけです。
 
イメージ 1