Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

Woodly&Allen製20cm円形ホーン試聴記

ようやく、Woodly&Allen製20cm円形ホーンを組み込んだシステムの試聴する時間が取れましたので、その結果をご報告します。今回の試聴は下記の4ウェイと2ウェイのシステムを聴き比べながら進めました。我家ではソニーのユニットのみを用いたほぼ最小構成である2ウェイのシステムを基準にしています。2ウェイの音を超える事が、我家では4ウェイが生き残る条件となります。
 
まずは、2ウェイ時の印象から。下記の周波数が示すように、ソニーのドライバーSUP-T11は20kHzまで再生能力がありますので、2ウェイしか聴いた事の無い人にはこれで十分と思われる位の再生音です。再生音は安定感があり安心して長時間音楽が楽しめそうです。ホーン型ですので、もちろん分解能は特質したものがあります。
 
では、4ウェイ時の印象はどうでしょうか。2ウェイ時の再生音と基本的には変わりません。つまり、ソニー、エール音響、そしてフォステックスのユニットが特に個性を主張することなく、上手く音色が揃って再生してくれている証拠だと思います。4ウェイ化がもたらすメリットは? (1)音場感が広くなり、スピーカーユニットが目の前から消えて無くなったような錯覚を覚えます、(2)音像がより明確になり、立体的な再生音が得られます。結果的に4ウェイ時の再生音はより自然な音楽再生に近づいたと、私には聴こえます。
 
最後に、以前使用していたホーンと今回入手した円形ホーンの再生音の違いはと言いますと、音の記憶力の弱い私には良く分かりません。しかし、指向特性の素直な円形ホーン時には試聴時に顔を動かしても、音像の移動がありませんので安心して音楽を堪能できます。これから、1か月ほどかけて微調整しながら、私の脳がイメージしている再生音に近づけていきたいと思います。
 
 
4ウェイ時のスピーカーシステム       
 低音:   ソニー SPU-L11+ラフトクラフト製エンクロージャ
 中音:   ソニー SUP-T11+山本音響工芸製ウッドホーン SS300 
 中高音:  エール音響 4550DE + Woodly&Allen製20cm円形ホーン
 高音:   フォステックス T500MkII
 
2ウェイ時のスピーカーシステム     
 低音:   ソニー SPU-L11+ラフトクラフト製エンクロージャ
 高音:   ソニー SUP-T11+山本音響工芸製ウッドホーン SS300 
 
 
周波数特性
赤色が今回入手した20cm円形ホーンを中高音に使用した4ウェイ、青色がソニーのユニットのみを用いた2ウェイ時のリスニングポイントでの周波数特性(イコライジング無しの特性です)
 
イメージ 1