Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

Scan-Speak三年、Accuton八年

今回のテーマは感性重視でスピーカーと戯れている万年初心者によるバッフルステップですので、ゆる~く読んで下さい。

 

ツィーターはユニット自身にチャンバーが搭載されていますので、マウントすればそれなりの特性は得られますが、ウーファーやミッドバスはそう言う訳にはいきません。特に私の場合はデザイン重視で、バッフルの面積がこれ以上小さいくは出来ないくらい攻めた設計になっていますので、時々策に溺れた結果に終わることがあります。オーソドックスな形のエンクロージャーにすれば、もう少し楽して良い音が手に入るのは分かっているのですが、なぜか私は円形が好きなのです。

 

右の写真の黄色いディスクトップ用の超小型スピーカーも丸っこいのデザインです。女性の体形や性格の好みも人それぞれ、スピーカーの色や形の好みも人それぞれ、だから人生は楽しい。

 

 

つい最近まで、スピーカーやラックの配置に夢中で、Scan-Speakのミッドバスの太鼓型エンクロージャーは造りっぱなし、チャンネルデバイダーも「まあこんなもんかな」の設定で音楽を聴いていました。最近、少し力仕事が落ち着いてきましたので、少し本気をだして聴くと、色々気になる所があります。

 

その気になる所の一つがミッドバスのバッフルステップの影響です。VituixCADを使ってその対策を練っています。緑線は太鼓型エンクロージャーにマウントしてユニットから1m地点でのArtaを使って実測、黒線はバッフルステップのシミュレーションの結果、青線はRCフィルターをチャンネルデバイダーとパワーアンプ間に挿入してバッフルステップ補正を掛ける場合を想定したシミュレーションの結果、赤線はその結果にチャンネルデバイダーのフィルター(値は仮です)を掛けた時の結果を示しています。

 

 

ユニット毎にバッフルステップ補正ができるデジタルチャンネルデバイダーが欲しくなります。アキュフェーズさんには、次のモデルで是非この機能を採用して欲しい。そして、デジタルボリュームの機能のサポートもお願いしたい😀

 

話がそれてしまいましたが、もう一つ気になる所は、エンクロージャー内の定在波の影響(私の推測)です。色々試してみましたが、顕著な改善は見られませんでした。やはり、デザイン重視でエンクロージャーの設計をしてはいけないと神様が私に教えようとしているのでしょうね。その内に、気が向いたらバッフル面の広い四角い箱に挑戦するかも。節操のない(柔軟とも言う)私です😅

 

結論としては、Scan-Speak Ellipticorの素性の良さに私の実力が追い付いていません。バッフルステップの補正はシミュレーションでは良さそうですが、実際に音を聴いてみるとそう簡単な話ではなさそうです。Accutonのシステムでそれなりに聴けるようになるまで8年かかりました。Scan-Speak Ellipticorは3年計画で頑張ります。「桃栗三年柿八年」何事にも成就するまでに相応の年数が必要のようです。

 

「Scan-Speak三年Accuton八年」、これからも長い期間、ポテンシャルの高いスピーカーユニットで遊べそうです。高価なスピーカーシステムが購入できない者の言い訳かも(手の届かないところにある葡萄は酸っぱい、苦笑)。

 

 

 

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フランネルソウはガーデニングの初心者でも増やせる多年草のようです。バラも満開です。