Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

SB Acousticsのツィーター、やはり素晴らしかった

先日、ある音源の高音域で滲みが感じられると書きましたが、その原因が分かりました。下記の3つの要因が複合的に作用した結果ではと思っています。

 

要因①

私の人為的なミスで、リファレンスとした2ウェイの設定でSony SUP-T11のレベルが、後にテストすることになる3ウェイの設定値より3dB低く、10kHz以上では、SUP-T11の高域特性の影響もあり5dB低くなっていました。結果として2ウェイでは高音域で滲み感が聴き取りづらかったと思われます。2ウェイの設定の修正に加えてデジタルプリDC-330のコンペンセータの機能を使い同じような高音域にして試聴したところ、3ウェイ時の現象に近い結果が確認できました。

 

要因②

Sony SUP-T11はΦ100mmのアルミのダイアフラムを採用、周波数特性は20kHz(-10dB)まで伸びていますが、高音域での弱音域でのリニアリティや分解能は良質なツィーターに比べたら劣ると思われます。SB Acousticsのツィーターを追加して3ウェイ化すると明らかに音数の多さが聴き取れます。先日、購入したチック・コリアと小曽根 真の2台のピアノによるデュオ演奏(ハイレゾ音源)ではピアノの音の立ち上がり感とクリアさが違います。ある音源の高音域での滲みは、優秀なツィーターを追加したことによって、「見え過ぎちゃって困っちゃう」現象も一つの要因のようです。

 

要因③

Sony SUP-T11とSB Acousticsのツィーターの高域の指向性の違いが音量を上げたときにより顕著に出たようです。一度気になりだすと、その部分に耳が敏感になるのと同じかもしれません。

 

 

河島英五の歌詞にもあるように、「いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい、いいか男は 大きな夢を持て」、スピーカーは少しじゃじゃ馬くらいがちょうどいいと思っている鮮度感重視の私です。

 

これからは、じゃじゃ馬とルームアコースティックを上手く調教しながら、広いサウンドステージかつ鮮度感溢れるシステムで音楽を楽しみたいです。3ウェイ化して、チック・コリアと小曽根 真によるデュオ演奏、ミッドバスの追加は不要なくらい、音色が豊かになりなんの不満もなく聴けています。「いいか男は 大きな夢を持て」ですので、まだまだ伸びしろはありそうです😀