私は転勤族ではありませんでしたので、そんなに数々の家(部屋)に住んだ印象はないのですが、振り返ってみると、生家、社員寮、学生寮、ホームステイ、間借り(2件)、アパート、社員寮、アパート、結婚して借家、公団の賃貸、マンション、そして現在の別荘、計13か所で暮らした計算になります。自分でもビックリしています。
今回はその中でも思いで深いマンション(本宅)を売却することにしました。「私と子供か、リスニングルームか選びなさい」と妻に言われながら、和室を防音室(リスニングルーム)にリフォームしたのが2000年でした。22年経った今でもその時のことをチクチク言われます。もちろん、家族あってのオーディオ(音楽)ですので、返す言葉もありません。妻に見捨てられなくて良かったです。
そんな思い出もある旧リスニングルームともついにお別れです。2015年末にオーディオの拠点を別荘の方に移してから、旧リスニングルームは空き室状態でしたが、いざ永遠の別れとなると、オーディオやルームアコースティックを学ばせてくれたその部屋に「ありがとう」と言いたいです。
2000年
以前は和室だった所がオーディオルームへと変身した直後の写真です。このころはアポジーのシグネチャーキャリパーを愛用していました。デザインがおしゃれですね。
2003年
スピーカーをソニーのホーンシステムに変えました。1ドル360円の時代を知っている世代のディオマニアなら一度は自分の部屋で鳴らしたいですよね。ホーンも憧れの山本音響のSS300が手に入りました。佇まいに品がありますよね。
2007年
ルームアコースティックに目覚めたのがこの頃です。QRDのスカイラインとサーロジックのSVパネルが懐かしいです。実体験が自分の血となり肉となります。
2012年
ウーファーのエンクロージャーを改造してミッドバスを追加しました。これがAccutonのユニットとの出会いになります。この頃に部屋の配置を180度変えました。
2014年
ホーンシステムにはエール音響の4550DEを追加、そして太鼓型エンクロージャーの三兄弟が完成しました。今振りかって見るとダメ出し満載のスピーカーの配置です。この頃は若かった。
2015年
空き室になった旧リスニングルーム、すべてのオーディオ機器を別荘のリスニングルームに移動しました。
ありがとう、私の旧リスニングルーム。