Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

お洒落は足元から、良い音も足元から

ファッションの世界では、「お洒落は足元から」と言われますが、オーディオの世界でもそれが通じるのかもしれません。

 

ノティンガムのプレヤーの低ノイズ化の第二弾です。今回はプラッターベースを交換したお話です。

 

純正品のプラッターベースの下側にはゴム足がついていますので、プラッターベースとラック間には10mmほどの空間ができます。プラッターベースの重量は6kgで軽くはありませんが、重くもありませんので、ベースを指で叩くと下側の空間と相まって合板を叩いた時に出るような残響を伴う響き・振動を感じます。

 

 

 

そのゴム足を取り除き、空隙をなくそうとも考えたのですが、純正品はリファレンスとしてそのままにしておきたかったので、手持ちの無垢の集成材(材質は忘れました)を使って試してみることにしました。この無垢の集成材はスピーカーベースとして購入、その後半分にカットしてパワーアンプのベースと使っていましたが、パワーアンプが床下に移動した後使い道がなく、リスニングルームの端に保管していたものです。

 

無垢の集成材は10kgで純正品の約倍の重さです。重ければ良いわけではありませんが、鳴き・振動が少ないのはここでは大事な要素です。その集成材の下には5mm厚のアスファルトシートを敷きました。指で叩くとコツコツと振動がかなり抑制されたのが分かります。

 

 

 

こちらは別な角度からのショットです。ターンテーブル部を数cm前に出したいので、集成材の後ろ側にモーター用の切り欠きを入れて、黒色のスプレーで塗装する予定です。

 



以前、A&CオーディオのHippoさんの言葉「素晴らしい!音が前に出てこない!」を紹介しました。私も奥行き感の表現には拘っている一人ですが、前回のターンテーブル用ベルトと今回のプラッターベースの交換で、録音にもよりますが音が前に出てくる感じに私には聴こえます。試しにプリアンプでフェーズを反転させると音の焦点がぼやけて後方に展開します(でも、ブラインドテストで違いを聴きとる自信はありません😅)。

 

それから、トーンアームのアンチスケーティングの調整には今まで本気で取り組んだことはありませんでした。理由はアンチスケーティングの量を変えても、あまり音の違いが分からないアナログ初心者でした。しかし、今回の変更後にお気に入りのレコードを聴いて、明確でぶれない定位感に自分が知らなかった本当のアナログの世界に触れたような気持ちになりました。もしかしたら、アナログの初心者レベルから脱却できたのかもしれません。

 

我が家のアナログ再生もだいぶ聴けるレベルにはなりましたが、まだ少し気になる点がありますので楽しみながら改善に挑戦します。それから、最近、ほったらかしにして埃を被っているVPIのプレーヤーも拗ねる前に構ってあげなければいけませんね。やりたいことがいっぱい有って肝心な音楽を聴く時間が足りません😅