Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

Afterは優等生的?

リスニングルームはまだまだ実験室状態ですが、最新の補正回路を従えた太鼓型スピーカーシステムで音楽を聴いています。

 

Afterの音楽再生は私が想像していた以上の変化で、その評価に戸惑っています。システムの変更時に使う定番の音源を聴きながらふと思い出したのが、映画『マイ・フェア・レディ』です。

 

下町育ちの主人公イライザは酷い訛りの英語をはなしていましたが、言語学者のヒギンズ教授の淑女教育を受けて格調高い英語を話すことができるようになり上流階級の社交界にデビューできるまでになります。そして、教育とマナーを学んだイライザは、下町の生活にはもう戻れません。得るものがあれば失うものあります。

 

Afterの太鼓型スピーカーシステムで聴く音楽が優等生的に聴こえ、貧しい花売り娘から優雅な淑女へと変貌を遂げたイライザと私には重なったのです。Beforeの太鼓型スピーカーシステムは私はじゃじゃ馬(野性的・健康的)と表現していましたが少し訛りがあったようです。Afterの優等生的な発音を聴くと、その訛りがチャーミングで懐かしくもあります。

 

Afterの太鼓型スピーカーシステムの音色が自然で人肌の温もりが感じられるようになり、かつ定位が安定して時々みられたブレが無くなりました。その定位の乱れは部屋のフラッターエコーが原因と思っていたのですが、そうではなかったようです。チャンネルデバイダーで減衰はされていますが高域共振の影響(制動しきれない残響)が悪さしていたのでしょうか。定位が安定するとマスタリングエンジニアの音作りの意図がより伝わってきます。

 

Beforeはスピーカー後方に広く・深く展開する音場が特徴でしたが、Afterの音は音像・音場がスピーカーの前方に平行移動したように感じます。Spotifyから流れてくる音源の帯域の狭さがあまり気にならなくなりました。帯域のバランスが整ったからでしょうか。不思議です。

 

このあと、チャンネルデバイダーの微調整によってどのように変化する(良くなる)のか楽しみです😀

 

 

 

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近所の桜の名所でライトアップしています。自然光の下とはまた違った美しさが味わえます。

 

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