スピーカー設計の支援ソフトウェア VituixCAD をインストールしました。ネットの情報を参考にしながら、その使い方を勉強中です。
VituixCADで便利だなと思ったのが、データシートのグラフィック情報からテキストに変換する機能です。例えば、AccutonのC220-6-222の周波数特性とインピーダンス特性の画像をコピーすれば、VituixCADのSPL Traceと言う機能でテキストファイル化してくれます。
Accuton C220-6-222の周波数特性
VituixCADのSPL Traceの機能
VituixCADから出力されたテキストデータ
本来の使い方ではないですが、複数のユニットの特性をエクセルに取り込めば簡単に比較ができます。AccutonのC220シリーズのネオジムマグネットタイプ (C220-6-222) とフェライト (C220-6-221) をプロットしたのが、下記の図になります。
左:C220-6-222 右:C220-6-221
上記の図ではフェライトタイプのC220-6-221方がネオジムマグネットタイプ のC220-6-222より素直な特性に見えますが、私はネオジムの磁力に期待して、暴れ馬的な特性を持ったC220-6-222を採用しています。マイナーなユニットの場合、試聴して購入できる機会はほぼゼロに近いですので、自分の直感を信じるしかありませんね。
VituixCADは使い始めてまだ数日で、まったく使いこなせていませんが、なかなかの優れものようです。このようにスピーカー設計に必要な機能が統合化されたソフトウェアが無料で使えるとは有難いことです。