Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

2021年の総括(アナログ編)

今年も残り少なくなりました。振り返ってみると、自分でも呆れるくらいオーディオに情熱を注いだ年でした。ブログで日記として綴っているからこそ思い出せますが、そうでないと、すべてが遥か彼方のこととして記憶の奥底に埋もれてしまいそうです。別に、それで困ることはありませんが、チョットだけ空しい気もします。

 

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今年のオーディオ活動を4編に分けて振り返ってみようと思いますので、宜しかったらお付き合い下さい。

  1. アナログ編
  2. デジタル・ネットワークオーディオ編
  3. アクセサリー・ケーブル編
  4. スピーカー・ルームアコースティック編

 

まずは、2021年の総括(アナログ編)から始めます。巷では、高額なアナログが賑わっているようですが、費用対効果のことを考えると、私はアナログ再生の環境には新たに手を入れないと自戒していたのですが、今年の1月に掘り出し物の情報が入って後先を考えずに衝動買いをしてしまいましたが、結果的に、諦めていた我が家のアナログ再生がレベルアップできました😀

 

ノッティンガムのレコードプレーヤーは音楽性のある音とオーディオ誌などで評判になっていたので気になっていたのですが、そのSpacedeckをを購入しました。といっても、私が購入したのは、トーンアーム無し、モーター無しの訳あり中古品でしたのでお値打ち価格で入手できました。下記の写真は、試行錯誤を重ねてトーンアームとモーターを取り付けた状態のものです。

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入手したのでSpacedeckの本体のみでしたので、それからが産みの苦しみ・楽しみでした。トーンアームは最近高価になり、おいそれと最新のハイエンドモデルには手が出せませんが、幸いロクサンの TABRIZ-ZI が中古で手に入れることができました。ノッティンガムとロクサン、共にイギリスのメーカーですので、これも縁なのでしょうね。色も黒であたかも純正のような組み合わせになりました。

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トーンアームはノッティンガムの純正ではありませんので、トーンアームベースを人工大理石で自作しました。出来上がってしまえば、何でもない設計ですが、初めてのことで3回試作するはめになりましたが、人工大理石の加工の勉強になりました。

 

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モーターは日本パルスモーター製シンクロナスモーターを、パイナップルの缶詰と鉛棒を使った自作の鉛ベースにマウントしました。このモーターベースは手のひらに乗るサイズで重さは6.5kgですので、体感的には20・30kgのパワーアンプ一台を持っている感覚です。この時、鉛をガーデン用ガスパーナーで溶かす技を学びました。

 

左:純正のモーター      右:自作品

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5月には、お世話になっているオーディオショップのホームページを覗いてみたら、アイコール「バキュームディスクメイト IQ1300A」 なるものが中古で販売されていました。半年前程はアナログ再生には無頓着な私でしたので、その製品は全く知りませんでしたが、バキューム吸着と純マグネシウムターンテーブルシートの組み合わせに閃くものがありましたので迷うことなく導入しました。

 

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10月には、オーディオの全盛期に第一家庭電器が企画したDAM頒布会用オーディオ・チェックレコードを近隣で開催された「森の露天市」で12タイトルを1枚当たり200円で入手できました。

 

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11月には、ずっと気になっていた超音波タイプのレコード洗浄機を購入しました。オーディオ専用に設計した超音波洗浄機は高額で手が出ませんが、汎用の超音波洗浄機に別途レコードを保持・回転する装置を追加した費用対効果の高い製品を購入しました。10年程前に購入したバキュームタイプの洗浄機 VPI HW-16.5 と、超音波タイプの洗浄機のそれぞれの長所を活かして、レコード再生に磨きをかけます。

 

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今年はノティンガムのプレーヤーから始まり、吸着式ターンテーブルシート、レアなレコードとの出会い、そして超音波洗浄機の導入など、年の初めには予想もしていなかったことが連想ゲームの如く続きました。ノティンガムのプレーヤーのおかげで、我が家のアナログ再生が、まだデジタル再生のレベルには達していませんが、何とかひと様に聴かせられるレベルになったのは嬉しいです。

 

次回 (12月20日)は デジタル・ネットワークオーディオ編 の予定です。