Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

「右の耳は僕の耳 左の耳ははしけやし君の耳」

録画していたNHKのドラマ、山女日記3の2作目「ロマンスの道しるべ・雨飾山」を妻と観ました。食事する時以外では、滅多にドラマを夫婦一緒に観ることはないのですが、登山が趣味の妻もこのドラマには興味を示してくれました。

 

私は百名山のことは詳しくは知らないのですが、深田久弥が運命的な出会いで結婚した志げ子と初めて目指した山が雨飾山で、「右の耳は僕の耳 左の耳ははしけやし君の耳」と評したそうです。

 

オーディオ愛好家にとって耳と言えば音楽鑑賞ですよね。少し緊張して妻に”一緒にレコード聴かない?”とプロポーズ😀

 

先日紹介しましたDAM頒布会用オーディオ・チェックレコードの中から、1981年の4月に録音、そして6月に発売された「ミッシェル 76/45」を選び妻に聴いて貰いました。

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このレコードはDAMのオリジナル・ライブ録音で、まずは、B面の東京上野の石橋メモリアルホールでアナログ 76cm/sec ワン・ポイント方式で録音されてた東京荒川少年少女合唱隊の合唱を聴いて貰いました。

  • 合唱のためのコンポジション 第4番「子供の領分」より ゆかいなうた・絵かきうた (間宮芳生 作曲) 
  • 「東京のわらべうた」よりおじぎのまえに (三善 晃 作曲)
  • 「東北地方のわらべうたによる九つの無伴奏女声合唱曲」より ほたるこい 小倉 朗 作曲)

 

妻のまず最初の感想は、”コンサートホールで聴いているみたい”でした。妻は大音量は苦手ですので、音は少し小さめににして聴きましたが、合唱隊のそれぞれの立ち位置が見えるような明確な定位感に驚きです。子供たちの清澄な声の美しさも十分に録音されています。このブログを書くためにアルバムを見たらワン・ポイント方式(+補助マイク)で録音されているのに気付きました。時間情報の精度が保たれているからこそ、このような自然な定位感と音場感が記録媒体からも表現できるのですね。妻も自然にそのように感じ取ったようです。

 

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次は、A面の杉並公会堂で録音されたビートルズの曲を早川正昭 指揮 新ヴィヴァルディ合奏団の演奏で聴いて貰いました。

  • サムシング Some thing G.Harrison)
  • ミッシェル Michelle(J.Lennon-P.McCartney)
  • 抱きしめたい I want to Hold Your Hand (J.Lennon-P.McCartney)
  • ノルウェーの森 Norwegian Wood(J.Lennon-P.McCartney)

 

妻はビートルズ(特にジョンレノン)も好きですので、今回の家庭内レコードコンサートは無事に名残惜しさを残しつつ閉幕しました。二人で聴くと音楽もより美しく聴こえるようです。「右の耳は僕の耳 左の耳ははしけやし君の耳」深田久弥

 

このブログの下書きを妻に読んで貰ったら、お礼の返事がきました😀😀😀

 

ビートルズの音楽の美しさを再認識しました。編曲家の演奏曲への敬意、ビートルズの音楽としての素晴らしさをクラシックファンにも知ってもらいたいという情熱、ソロパートを演奏した楽器への理解に敬意を抱きました。温もりを感じる音楽のお裾分けをしてもらい、ありがとうございました。

 

 

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我が家の庭がこの台湾リスの餌場えの通り道になっているようです。

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