スピーカー間に有ったパワーアンプ計7台を全て床下に移動しましたら、音像と音場感のバランスがかなり変化しました。スピーカーとサーロジックのセンターパネル「和心」は以前と変わらずパワーアンプが有った時と同じ位置ですが、左右のスピーカーの中央付近の音像感が増したように感じます。今回の変更でこのような大きな変化は予想していませんでしたので良い意味でちょっとビックリしています。
センターパネルの「和心」が以前と同じ位置(スピーカーユニット面から70㎝後方)では、私の大好きなスティングやアデルが少し筋肉質で太い歌声になり、聴き手に物理的に迫ってくるような感じです。私のAccutonのスピーカーから力強い男性的な音がでたのは初めてです。このような密度の濃い実在感のある音像感を好まれる方も居られるでしょうが、私はもう少し細身で後方に広がるサウンドステージ感が好みですので、何かしらの対策が必要です。
試しに、「和心」を以前の位置より20㎝程後方に移動しましたら、私好みの音像感と音場感のバランスが得られました。高さ方向のサウンドステージも広がり、写真に例えるとピントが正確に合ったような感じです。神谷百子のマリンバではマレットでたたかれた特に高音域の鍵盤の位置がmm単位で見えそうなくらいの精度の高い定位感も味わえました。音がまるで見えるようです。お前は音楽を聴いていないと言われそうですが、その通りです、反省😅
「和心」を以前の位置より40㎝程後方に移動しましたら、音像が虚像に変わったようになり違和感を感じます。華奢な感じのセンターパネルでも、このように大きな変化があるのですね。ビックリです。部屋からパワーアンプが無くなり、音響的なS/N比が上り、歪みも減ったのでちょっとした変化も駄耳の私でも聴き分けできるようになったのでしょうね。
最大値が100dB(ボリュームは2時の位置)を超える音圧で聴いても(録音が良ければ)煩さは感じられませんので、昼寝しながらでも聴けます。例えば、グローバー・ワシントンJr. のワインライト(ハイレゾ音源)を大音量で鳴らすと「音の妖精たち」が部屋中を楽しそうに飛び跳ねているようです。正しくオーディオ的な快感が味わえます。北島康介選手の名言「ちょー気持ちいい」をお借りしたいくらいです😀
今回の感想も、主観的で以前の我が家の音のレベルと比べての「井の中の蛙大海を知らず」な話でした。