Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

吸引式ターンテーブルシートの試聴

アイコールの吸引式ターンテーブルシート IQ1300Aノッティンガムのプレーヤーに装着して、6時間程いろいろなレコードを取っ替え引っ替え聴いてみました。

 

マグネシウム製の吸引式ターンテーブルシートの上にレコードを載せて、真空ポンプが内蔵されたサクション・ボックスでターンテーブルシートとレコード間の空気を数十秒かけて抜きます。真空ポンプは9Vの乾電池で動作する設計になっていますので、取り扱いはとても楽です。

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ターンテーブルシートの中央部と外周に吸着用のゴムが貼ってあります。

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レコードがターンテーブルシートに完全に密着した状態になると、レコードを指で叩いてみるとブヨーンブヨーンからコツコツと音が変化します。一回の吸引のプロセスでコツコツ音にならないこともありましたが、再度吸引すると大丈夫でした。取り扱いには少し慣れが必要のようです。

 

 

試聴後の個人的な感想です。下記の記事で紹介しましたようにノッティンガムのプレーヤーの出音には満足していましたが、吸引式ターンテーブルシートを導入したことによって、なんと一ヶ月でマイベスト・アナログサウンド更新です。

 

myuaudio.hatenablog.com

 

レコードがターンテーブルシートに密着され、トーンアームの上下の不要な動きが無くなると視覚的のも安心感が増します。音的には、低音の質感が量感を保ちながらタイトになりました。まるで良く設計された密閉型のスピーカーを硬性の高いスピーカースタンドに載せてコンクリート打ちっぱなしの床に置いて再生しているようです。こんな気持ちの良い低音がレコードから聴けるとは驚きです。忖度は全く無い率直な感想ですが、プラシーボ効果が十分に効いている状態での感想ですので、話は半分で聞いてください😀

 

私自身アナログ再生での低音の質感にはしょうがないのかなと思っている部分がありましたが、今回の試聴でデジタル再生に近いレベルのタイトでグルーヴ感のある低音が聴けて驚いています。アナログ再生の達人たちはこのような音を聴かれているのですね。

 

 

私が大音量でレコードを聴いている横で猫君は爆睡しています。音に敏感なはずの猫君の耳が心配になりますが、歪み感の少ない音ですと人間同様、猫も心地良く睡眠がとれるようです。しかし、猫君が難聴になることが心配ですので音は控えめにします。 

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