Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

スピーカー関連の遍歴 (2013年 - 2014年)

前回の記事に続いて、スピーカー関連の私的な備忘録ですが、宜しかったらお付き合いください。今回は、2013年から2014年までの遍歴を纏めました。

 

2013 Apr:エール音響の中高音用ドライバーユニット4550DEの振動板をチタンからベリリウムに替えました。ベリリウム振動板の音は瑞々しく性能の良さは感じますが、アルミ振動板を採用しているソニーのドライバーとの相性は、チタン振動板の方が良かったような気がします。

 

エール音響 4550DEとWoody&Allen 20cmカリンホーン(美男美女の組み合わせ😀)

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2013 Jun:ミッドバス用のエンクロージャーに太鼓の胴がデザイン的に良さそうと思い、イメージ図を描いて構想を練っています。この何気ない思いつきが私のオーディオ人生に夢と苦難を与えるとは、この時は知るはずもありません。

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2013 Jul:ホーン用スタンドをDIYして、念願のインライン化することができました。ツィーターの位置が少し高いですが、明確な定位と広い音場感が得られました。

 

Before:とりあえず、ホーン3種類を置いた状態

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After:スタンドを使ってインライン化

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2013 Sep:Accutonのミッドバス用ユニット C220-6-222 を球体型または樽型のエンクロージャーで鳴らしてみたいと思うようになりました。そこで目を付けたのが長々胴太鼓の胴の部分です。幸い、長野県にある太鼓の工房から乾燥途中(太鼓に加工前で板厚が5㎝程)の太鼓の胴を分けて貰うことができました。

 

左:太鼓用に加工済、右:未加工の物  *胴の厚みが違います。

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太鼓の胴をエンクロージャーとして仕上げる作業をWoody&Allenさんが引き受けて下さり、素晴らしい太鼓型エンクロージャーが出来上がりました。

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円形ホーンと太鼓型エンクロージャーの競演です。この頃、パワーアンプにはアキュフェーズのA-30、マランツの?、自作の金田式を使っていました。

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2013 Nov:AccutonからCELLシリーズが発表されたのを知り、太鼓型エンクロージャーにピッタリのデザインと思い、試聴もすることなく購入しました。このCELLタイプのデザインがなければ、今の太鼓型エンクロージャーの3兄弟は生まれていなかったと思います。

  

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2014 Jun:中高音用の胴の部分は先ほど紹介した太鼓の工房で製作して頂きました。その胴をエンクロージャーに仕上げる作業と、高音用の極小太鼓の製作はWoody&Allenさんにお願いしました。下記の様に台座が付いてしますので2ウェイとしても使えます。

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2014 Apr:ホーンタイプのユニットをウーファーのエンクロージャ―の上に載せていたのですが、中高音域のホーンの位置が高過ぎる感じがしていました。そこで、決断してエンクロージャ―の一部を切断して、高さを低くしました。高さが低くなったエンクロージャーは密閉型の試作品という位置付けで、結果が良ければ新たにエンクロージャーを密閉型で作る予定です。

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ウーファー用エンクロージャーの改造歴です。左はオリジナルの状態、中央はミッドバス用エンクロージャーを組み込んだ状態、右は上部を切断した状態です。

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2014 Aug:太鼓用スタンドをDIYして、上記の中音+高音用太鼓型エンクロージャーを中低音用のエンクロージャーを結合、ついに太鼓型エンクロージャーの三兄弟が完成しました。ウーファー用エンクロージャーの高さを低くしましたので、中高音域のユニットの位置も丁度良い感じになりました。

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ホーンと太鼓型エンクロージャーの位置を入れ替えてみました。この頃から、音像派のホーン、音場派の太鼓の両立を目指して試行錯誤が始まりました。試行錯誤と言っても、スピーカーユニットの配置変えが主ですので、お金の掛からない贅沢な遊びです。妻の観点からは、”やる事が次から次へとあるのね”となります😂

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 こうして当時を振りかってみますと、自分でも飽きることなく良くやったなと思います。いろいろな人との出会いとサポートがあり、意匠性のあるスピーカーシステムにたどり着きました。

 

次回は、スピーカー関連の遍歴 (2015年 - 2016年)を予定しています。