Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

スピーカー関連の遍歴 (1999年 - 2012年)

自分の過去のブログを読み返してみますと、スピーカー関連の記事が多く占めています。もしかしたら、日本でいちばん多くスピーカーの配置換えをしているオーディオ愛好家かもしれません。まったく自慢になるようなことではありませんが、自分でも良くやったなと呆れてしまいます。

 

最近になってAccutonの4ウェイシステムが私の終のスピーカーになりそうな気がしてきました。これからはスピーカー弄りが減りそうですので、この機会にスピーカーのユニットや配置の遍歴を4回に分けて私的な備忘録として纏めることにしました。市販のスピーカーを愛用して居られる方からは何でそんなことに時間を費やしているのといわれそうですが、このようなあまりお金の掛からない遊びもあるということでお付き合いください。

 

一回目は、1999年から2012年の間のスピーカーの遍歴です。私は2010年にブログを始めましたので、それより以前は記憶が曖昧ですので手抜きしていますが、このように自分のオーディオを振り返られるのもブログのお蔭です。

 

1999年:マンションの和室をリフォームして防音を施したリスニングルームを造りました。この頃は、Apogee の Caliper Signature を愛用していました。写真は部屋が完成して間もない頃ですので、ルームアコースティック用品は見当たらないですね。ミニマリストの妻からは、この頃の部屋は綺麗だったとよく言われました。

 

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2000年Apogee の Caliper Signature を売却して、長年憧れていたホーンシステムを導入、自作のアナログタイプのチャンネルデバイダーを使ってマルチアンプ方式で鳴らしていました。Sonyのユニットは、JBL, TAD, Sony と聴き比べて決断しました。Sonyのユニットの音は「上品で清楚な感じ」で20年近く経った今でも、その印象は変わらず大好きです。山本音響工芸製ウッドホーンは運よく程度の良い物が中古で手に入りました。TechnicsのリーフツィーターEAS-10TH1000は生産終了のアナウンスを知り急遽購入しました。

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2003 Jan:スピーカーの構成に変化はありませんが、QRDのSkylineとサーロジックのSVパネルを導入しました。かなりデッド気味だった部屋が、音楽を楽しめる空間になりました。中央のV字型のパネルは、部屋の出入り時には移動する必要がありましたので本気モードで聴く時のみの使用でした😂。

 

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2010 Nov:中高音にエール音響の4550DEと高音にフォステクスのT500MkIIを導入して、4ウェイへの挑戦が始まりました。この頃からクラシックの曲を聴くようになり、音場感を求め始めました。記憶が曖昧ですが、この頃にデジタルチャンネルデバイダーのDEQX PDC-2.6Pを導入したと思います。DEQXとの出会いが私を音響計測とマルチアンプ方式に導いてくれました。

 

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2011 Apr:エール音響の4550DE用のホーンをいろいろ試していた時期です。エール音響の4550DEに付いているホーン2種類はヤフオクで入手しましたが、使用した期間は短ったです。この頃、恥ずかしながらホーンは大は小を兼ねると思っていました。

 

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エール音響の4550DE用のホーンはWoody&Allenさんが製作された無垢材の円形ホーンを入手しました。これが、私がWoody&Allenさんとの出会いで、この後、大変お世話になるとは思いもしていませんでした。Woody&Allenさんとの出会いがなければ、現在私が使っている太鼓型のスピーカーシステムは実現していないですので、オーディオの神様が縁を下さったのでしょう。

 

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2011 Jun:ミッドバス用のユニットを検討していた頃、イーディオさんからAccutonの3ウェイのシステムを自宅試聴させて頂きました。ホーンシステムからこのAccutonの3ウェイに乗り換えても良いかなと思うくらい良かったです。これが、私がAccutonのユニットとの初めての出会いです。

 

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2011 Aug:私が20代の頃、憧れたスピーカーはJBLの4ウェイの4343で、特に25㎝のミッドバスが新鮮でした。その頃の刷り込みもあって、より立体的なピアノの音色を求めてミッドバス用にAccutonのC220-6-222を購入しました。AccutonのC220-6-222は聴いたこともなく、自分の直感を信じての決断でした。この決断が現在のシステムの基になっていますので、Accutonとは縁があったのでしょう。

 

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AccutonのC220-6-222を自作の箱に入れて試聴を始めました。

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2011 Dec:この頃は、デジタルチャンネルデバイダーとパッシブタイプのネットワークを組み合わせて5ウェイで鳴らしていたような記憶があります。観葉植物の台湾モミジが懐かしいです。

 

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2012 Feb:AccutonのC220-6-222を試作の箱で鳴らした結果は上々でしたので、ラフトクラフト製ウーファー用のエンクロージャーにミッドバス用のエンクロージャーを組込みました。バッフルの板厚は50㎜でしたので穴を追加するのは大変でした。

 

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上の写真の改造したエンクロージャーはデザインが不自然にみえますが、下記のように上下ひっくり返しますとカッコ良く見えませんか。まるで、最初からデザインされてような自然な納まりです。

 

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 2012 Mar:改造したエンクロージャーが本格的に稼働して、なかなかハンサムな4ウェイのシステムに変身しました。「見た目良し、音良し」と当時は思っていました。この頃から低音の好みも変わり、バスレフポートは塞いでいました。スピーカーとリスニング位置を入れ替えましたので、センターに置いたサーロジックのSVパネルの移動は不要になりました。その代償として、出入り時にリスニング用の椅子が邪魔になり出入りが少し不便になりました。音楽専用の部屋が手に入っているのですから、多少の不便は全く気になりませんでした。

 

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2012 Oct:Woody&Allenさんが製作された46㎝の円形ホーンを導入しました。山本音響工芸のSS300より、私には音場感が自然に聴こえたのが変更の理由でした。

 

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2012 Nov:Woody&Allenさんが製作された46㎝と20㎝の円形ホーンの競演の幕開けです。この時はとりあえず、ホーンを横一列に並べただけですが、この後インライン化に挑戦しました。この頃に、デジタルチャンネルデバイダーを DEQX PDC2.6P から Accuphase DF-55 に変更しました。

 

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次は、スピーカー関連の遍歴 (2013年 - 2014年)に続きます。