Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

サンシャインのスピーカーケーブルを試す

「では何で言って見ればそんなにすごいものをこの価格? と思われるでしょうが、逆にこれくらいの価格でないと本当かいな?と気軽に試してみよう という気にならないです。そしてよほど高額なスピーカーケーブルをお使いでそれを心から気に入っている方以外はみんなこれに取って代わる自信があります、ぜひみなさまダマされてください、被害額は実売1万円前後です。サンシャイン社はずっとそのスタイルで商売を続けてきているわけです・・・・」

 

上記はサンシャインのホームページでスピーカーケーブル「SSP-reference1.0」の特徴の欄で述べられています。

 

先日、秋葉原で行われたイベントに行ったついでに、下記の言葉に背中を押して貰って、サンシャインのスピーカーケーブル「SSP-reference1.0」を購入してきました。

 

>ぜひみなさまダマされてください、被害額は実売1万円前後です。

 

私の場合、4ウェイのマルチアンプ方式ですので、2mの物が8本必要なのですが、とりあえずお試しとして2mの物を2本のみ購入しました。「SSP-reference1.0」はメーター2300円/mですので、たとえ気に入らなくてもサンシャインの社長の言われるように被害額は1万円弱です。

 

下記の3種類のケーブルで比較試聴しました。「SSP-reference1.0」は3時間程度のエージングでの試聴となります。

  • サンシャイン「SSP-reference1.0」(2,300円/m)
  • アコ・リヴァ「SPC-REFERENCE-TripleC」(6,000円/m)2018年購入
  • ゾノトーン 7NSP-7070 Grandio(16,600円/m)2010年購入

 

 試聴に使ったスピーカーはAccutonのユニットを使った自作の4ウェイのシステムで、そのMidとHighのユニットのみを駆動、2ウェイのシステムとして使用しました。クロスオーバー周波数は3,550Hzに設定しましたので、低音用のユニットが音楽の主要部分を担当します。この低音用ユニットに比較試聴用ケーブルを繋ぎました。3,550Hz以上を受け持つ高音用ユニット用のケーブルはアコ・リヴァ「SPC-REFERENCE-TripleC」で固定です。

 

使用したスピーカーユニット

  • 低音:Accuton C90-6-724(比較試聴用ケーブル)
  • 高音:Accuton C25-6-158 (アコ・リヴァ SPC-REFERENCE-Triple」固定)

チャンネルデバイダー

  • アキュフェーズ DF-55

パワーアンプ

  • アキュフェーズ A-35(2台)

 

試聴には4ウェイのMidとHighのユニットのみを使用

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前半は、モノラルで片チャンネルのみでの試聴、後半は通常のステレオで試聴しました。片チャンネルのみでの試聴は初めての試みでしたが、このようなケーブルの試聴には有効のようです。

 

試聴に使った音源は手嶌葵の「Collection Blue」から「テルーの唄」のみです。Accuton C90-6-724から発せられるボーカルの質感エコーが減衰して無音になるまでの描写力を特に注意して聴きました。ケーブルの繋ぎ替え(10回以上)が大変ですので、他のジャンルの音源を聴く余裕がありませんでした。

 

手嶌葵「Collection Blue」

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上記の条件での3種類のケーブルの比較試聴の結果ですが、駄耳の私にはブラインドテストをしたら分からないレベルの違いしかありませんでした。我が家の環境に限定しての試聴の結果ですが、そのささやかな違いを言葉にしてみました。

 

アコ・リヴァ「SPC-REFERENCE-TripleC」はセラミック振動板を採用しているAccutonのユニットと設計の方向性が似ているように感じます。分解能は高いのですが、ある特定の帯域に癖を感じます。よって、勝気な二人が競い合っているようです。一般的なネットワークを持ったスピーカーシステムではアコ・リヴァ「SPC-REFERENCE-TripleC」の明瞭度の良さが生きそうです。

 

サンシャイン「SSP-reference1.0」はAccutonのユニットの足りない部分を上手く補完しているようで、自然な声の質感が私には心地良いです。エコーが無音に向かっていく明瞭度も高いです。少し勝気な性格のAccutonのMidとHighのユニットと相性が良さそうです。

 

ゾノトーン 7NSP-7070 Grandioとサンシャイン「SSP-reference1.0」の質感は私には聴き取れないくらい近かったです。ゾノトーンの方がボーカルの質感にやや深みを感じる程度の差でした。今回、我が家の用途を考えて小計のウーファーを試聴に使ったのがその理由かもしれません。B&Wの800クラスで聴き比べると、ゾノトーン 7NSP-7070 Grandioの良さがより発揮されるような気がします。

 

今回の比較試聴の結果、我が家のスピーカーケーブルは下記になりそうです。

  • 高音:サンシャイン「SSP-reference1.0」(追加購入予定)
  • 中高音:サンシャイン「SSP-reference1.0」(今回購入した品を使用)
  • 中低音:ゾノトーン 「7NSP-7070 Grandio」(現状維持)
  • 低音:アコ・リヴァ「SPC-REFERENCE-TripleC」(現状維持)

 

あまりケーブルに拘ることもないと思いますが、たまにはダマされたと思ってケーブルで遊んでみるのもオーディオの楽しみ方の一つです。

 

 

9月になりましたが、いまだに夏休みの自由工作の宿題が手付かずで残っています(トホホ)。私の腰の重さ(心の準備期間ともいう)は、妻も認定済です。

 

(左)工作の材料・フィンランドバーチ、(右)MDF材で作った試作品

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先日早朝、玄関ドアを開けたら目の前に綺麗な虹が! 

そして、私の「やる気スイッチ」もON!

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