Oguさんの紹介で交流が始まったFさん宅に、Wさんとお邪魔してきました。Wさんは私と同じ伊豆高原にお住まいです。
Fさんのリスニングルームは地下にありますが、前壁の上部に採光用の天窓が2カ所設置されており、地下室特有の圧迫感は感じられません。天窓からの光が間接照明の役目を果たしており、音楽を聴くにはこの自然光だけで十分です。そして、夜は月の光の下で音楽鑑賞ができる贅沢な音響空間です。
前前回の訪問時にはMcIntosh XRT22S、前回は計12ユニットのJBLのホーンシステムで音楽を聴かせて頂きました。今回はJBL Ti 10Kでの音楽再生です。JBLと言えばアメリカ製でホーンタイプですが、このスピーカーはデンマーク製でコーンタイプの仕様で異端児的な存在です。美意識の高いFさんは、このTi 10Kをピアノブラックで仕上げられ、ネットワークも高音質で定評のある部品に換えられています。
上質な音響空間
JBL Ti10Kはデンマークで作られているからでしょうか、デザインのセンスが良くリビングルームに置いても家族の理解が得られそうです。Fさんはこのスピーカーをマッキントッシュのセパレートアンプで鳴らされています。再生音はマッキントッシュのアンプの音色が反映されて男性的で”おとな”の音です。音場と音像がバランス良く両立してあまり細かいオーディオ的なことは気にすることなく音楽が楽しめます。
月光の下、音楽が聴ける上質な音響空間の紹介でした。