Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

石井式エンクロージャー

今回、試作したAS250のエンクロージャー内部に、下記の様な細工をしてみました。パーティクルボードを吸音ウールで囲い、軽く角材で押して留めています。
 
ウールで囲れたパーティクルボードを自由に振動させることによって内部の音響エネルギーを吸収して、外側のエンクロージャーの板材になるべく伝えない、つまり箱鳴りを抑える効果を狙っています。今回は試作ですので、一番面積の広い側面のみ対策を施しています。
 
聴感および蝕感ではその効果は良く分かりませんが、精神的な安心感はあります。加速度計があれば、測定してみたいものです。
 
 
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それから、パーティクルボードとエンクロージャーの側面板材にある吸音ウールが、厚み方向ではなく、長さ方向で低い周波数の音響エネルギーを吸収してくれることも、二次的な効果として狙っています。このアイデアは、石井伸一郎著 「リスニングルームの音響学」 (改訂版)で紹介されている 「サンドイッチ型吸音パネル」 の考え方が基になっています。私は石井式リスニングルームは採用しませんでしたが、その時勉強した結果がこんな形でものになるとは意外です。
 
 
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ちなみに、このサンドイッチ型吸音パネルの考えかたは、すでに我が家のCDラックで採用していました。
 
石井式?CDラック
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CDラックの裏面
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今週末は、地元のオーディオ愛好家二人をお迎えしてのオフ会の予定です。お二人はウエスタン、タンノイ、JBL,アルテック等をこよなく愛する方ですので、私の求めている方向性とは違いますが、Accutonの音場感を楽しんで頂ければと思っています。