先日、我が家から車で40分程の所にお住まいでマクソニックの愛好家を訪問させて頂く機会がありました。3年程前オーディオ仲間6・7人と一緒にお伺いしたことがありますが、今回はジャズに詳しいH氏のお誘いでの訪問です。美味しいコーヒーを頂きながら、マクソニックのスピーカーユニットとの出会いやジャズの話を聴かせて頂きました。
マクソニック 励磁型 3ウェイ システム
ジェットエンジン型?ホーンツィーター
このマクソニックのスピーカーユニットはすべてて励磁型です。ウーファーはダブルで300Hz付近まで受け持っているそうですので、大型のホーンが与えられたミッドのドライバーが音楽の主要な部分を受け持っています。マクソニックのツィーターのデザインはカッコ良いですよね。ジェットエンジンを連想させます。
アナログプレーヤーは世界100台のみ作られ菅野沖彦氏も愛用されていたトーレンス リファレンスです。凄すぎて私がコメントすることはなにもありません。
トーレンス リファレンス
いろいろな年代のジャズを聴かせて頂きました。やはり、大型のホーンシステムは余裕が違いますね。音にスピード感と音力がありますので、ジャズはとても楽しめます。オーナーの求められているジャズ再生観が伝わってきます。
ウーファーは4個(内部に2個内蔵)、スコーカーは3個、ツィーターは1個の構成です。エンクロージャーが無共振に近い設計ですので、付帯音が少なく音数が多く感じられます。このスピーカーは鳴らすのが難しく、マッキントッシュの1kW級のパワーアンプ3台で駆動してから3年してようやく音楽が聴けるようになった言われていました。マクソニックのホーンシステムも魅力的ですが、音場型のスピーカーであるEgglestonWorks Savoyの出音にはより惹かれるものがあります。
我が家のシステムでジャズを聴くと、あっさりしてジャズマニアの方々からは速攻で駄目だしされそうです。ソニーのホーンシステムとAccutonのシステムの両方とも同じ傾向ですので、私の好みは細身で解像度の高い出音のようです。
「音は人なり」。オーディオと言う趣味の多様性を感じます。