Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

低音用パワーアンプの選択

現在使っている3wayの低域を強化するために、AccutonのAS250-8-552(以下AS250)を注文しました。納期は2ヶ月程のようですから、遅くてもクリスマス頃までには我が家に届くと思いますので、今から楽しみです。
 
Accuton AS250-8-552
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AS250の能率はかなり低く85dB程しかありませんので、容積のある部屋で鳴らす場合、数百ワットクラスのアンプで駆動する必要があります。現在使用しているウーファー(Accuton C220-6-222)の能率は90dBチョットですが、AccuphaseのA30のBTL接続(最大出力120W)で駆動してメーターが0dBまで振れています。よって、数百ワットのパワーは決して過剰な要求では無いようです。200Hz以下での使用ですので、費用対効果を考慮してDクラスのアンプの中から選択するつもりです。
 
現在、候補に上がっているパワーアンプの一つが Hypexのモノラルパワーアンプ NC400 mono kit です。現地価格はペアで1300ユーロ、最大出力は200W(@8Ω)です。ネットで調べてみますとHypexのNCシリーズの音はそれなりに評価されているようです。
 
横浜ベイサイドネットのブログで Hypex NC400 を使ったパワーアンプが紹介されています。なかなか上手く鳴ってくれなかった Scan-Speak ELLIPTICOR が NC400 を採用したアンプで本領を発揮したとのことでした。
 
 
Hypex NC400 Mono Kit
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もう一つの候補は Apollonのモノラルパワーアンプ NC800 SLM です。現地価格はペアで1650ユーロです。アンプモジュールに Hypex NC500 OEM を採用、スイッチング周波数は450kHzで最大出力は400W(@8Ω)です。電源モジュールは Hypex SMPS1200 を採用して1200Wの供給能力がありますので、余裕を持った駆動力が期待できます。入力電圧は230Vか120Vかを選択ができますので、ここは230Vのオプションを選択したいところです。前面パネルには10mmのアルミ板を使っていますが、総重量は4.7kgしかありません。「重いパワーアンプ=音が良い」と刷り込まれた世代の私には、時代の流れとテクノロジーの進歩を感じます。
 
このパワーアンプを日本でAccutonのユニットを使ったシステムで試聴された方の感想は、上記のHypex NC400 mono kit より滑らかでバランスが取れている感じとのことでした。
 
Apollon NC800 SLM
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Apollon NC800 SLM で使われている NC500 OEMマランツのプリメインアンプ PM-10 でも採用されています。PM-10はBTL駆動で、片チャンネル2個のモジュールが使われています。だだし、電源には一回り小型の Hypex SMPS600N400 (600W)2個が使われています。最大出力は片チャンネル200W @8Ωです。
 
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マランツのPM-10の開発者のインタビュー記事で下記のコメントが参考になりました。
 
尾形氏 アナログアンプは一般的にピラミッドバランスで、低域がどっしりとしているものですが、例えばPM-10と800 D3を組み合わせた際の音は、低域がすっきりとしていて、全帯域の質感がそろった、どちらかというとスマートなサウンドになります。

ですから、アコースティック録音はもちろんですが、EDMや打ち込み系といった音楽を鳴らすとPM-10らしさというのはわかりやすいでしょう。私は自宅で前の世代のB&W 「802 Diamond」 にSC-7とMA-9を組み合わせているのですが、これを試しにPM-10に変えてみると、802 Diamond の音がまったく別物になりました。
 

澤田氏 総じてコンテンポラリーなソフトには向いていると思います。もちろん、オーディオマニアが喜ぶような古典録音のクラシックやジャズに、PM-10が向いていないわけではありません。ただし、こうした作品は古典的なスピーカーやアンプで聴いた印象が強く残っているもので、逆に違和感を持たれるかもしれません。
 
 
 

オーディオとは関係ない話題ですが、9月23日は「テニスの日」だそうです。私の地元でもテニスのイベントが開催されましたので、テニス仲間と参加してきました。ミックスダブルスの交流戦を4試合やりましたが、結果は0勝4敗でした。なかなか勝てそうで勝てない万年中級者ですが、パートナーとともに楽しい一日を過ごすことができました。
 
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