リスニングルームのリフォーム後、長らくガレージに保管していたサーロジックのSVパネルを取り出して、スピーカー側の両角に設置しました。
スピーカー間に置いてある 和心 は絶対外せないアクセサリーですが、檜の板と角材で仕上げたリスニングルームには SVパネル は無くても良いかなと思っていましたが、Accutonのシステムからより魅力的な音楽が聴けるようになることを期待して、暑い中、ガレージとリスニングルーム間にある50段近い階段を6往復して、SVパネル6枚を運び込みました。
サーロジックのSVパネルの設置
下記の手引書を読みながらスピーカーのセッティングのイメージトレーニングを行いました。著者の西野正和氏が奨励している33ページの 「スピーカーのセッティング設計図」 は小型のスピーカーと6畳位の部屋をベースにされているようで、我が家ではその設計図は適用できませんが、共感できる点は参考にさせて頂きました。
カルダス設置法の考え方も考慮に入れています。我が家の長辺はカルダスの奨励値より長めですのでアレンジが必要です。最終的には我が家のスピーカーのセッティングは平行法で ”カルダスもどき” の配置となりました。
我流 「カルダスもどきセッティング図」
カルダス奨励と我流のスピーカーの配置で StndWave2 を使って定在波の影響を調べてみました。ブルーのラインがカルダス奨励、オレンジが我流のセッティング時での結果です。縦横比がカルダス奨励では無い我が家の部屋でも、カルダス奨励の配置にした場合、定在波の影響が少ないことが分かります。さすがプロの仕事です。試聴位置はもう少し前の方が良さそうですが、第2リビニングルームとしての機能も必要ですので、それとのバランスをとりながら対処したいと思っています。
* StndWave2 の 「ファイル」 の下にある 「計算結果保存」 の機能を使えば、異なったセッティングの結果をエクセルで読み込むことができます。
先日、部屋を片づけていましたら、偶然にも下記のスピーカーセッティング用のCDが出てきました。出張時に買ったと思われる Hi-Fi Choice マガジン 2011年11月号の付録の様です。ネットで調べましたら日本ではナスペックが製品版を輸入販売、また、Nordost からも似たような SET-UP CD が発売されているようです。
IsoTek THE ULTIMATE SYSTEM SET-UP DISC
私がこの SYSTEM SET-UP CD で気に入ったのはTrack 4-8です。左右のスピーカーを正確に対称に設置することの重要性を実感しました。
Track 7 – 8の「360°ステレオパフォーマンステスト」は、残念ながら我が家では上手く再現できませんでしたので、まだまだ改善の余地が残っているようです。
スピーカーポジションテストの音像方向
今までは、定点観測用に使っている音源でスピーカーのセッティングの確認をしていました。しかし、各楽器の在るべき音像の位置は録音に関わった人たちしか知りようがないですので、あくまで自分のイマジネーションをフルに働かせて良くなった・悪くなったと判断していました。今回、IsoTek THE ULTIMATE SYSTEM SET-UP DISCを活用することによって、スピーカーのセッティングの一部の要素が客観的に判断できました。
新しいスピーカーの配置での出音にはかなり満足しています。先日、臨時家庭内オフ会を開いて妻からも 「マイベストサウンド」 の更新を承認して貰いました。
またもや、妻から「次から次へとやることがあるわね」と言われそうですが、次の目標は、Accutonのウーファー AS250-8-552 を追加して低音の量感不足を改善する予定です。