嬉しいことに、「伊豆高原・五月祭」が今年スタートしました。この祭りの特徴は、「伊豆高原アートフェスティバル」同様、地元の芸術家の方々が、オープンハウス形式で自宅で作品を展示・販売してくださるところでしょうか。
「伊豆高原・五月祭」の案内を見て、なんと自宅を開放してLPレコード鑑賞させてくれるお宅があるのには驚きました。さっそく、開催日の初日に妻を誘って、そのお宅にお邪魔してきました。
お使いのスピーカーはなんとQuadのコンデンサー型のもので、同じくQuadの真空管アンプ式パワーアンプ、プリアンプで駆動されています。色々なLPレコードをEMTのプレーヤーでお聴かせ頂きました。
久しぶりにコンデンサー型のスピーカーで音楽を聴き、我が家の音とは求めるものは違いますが、感激しました。とても雰囲気の良いお部屋で、このような粋なシステムで古楽器の演奏などを聴きながら毎日を過ごすとストレスフリーで長生きできそうです。それから、ご夫婦でオーディオ・音楽が好きなのが羨ましいです。我が家から車で10分の所に、このようなオーディオ愛好家ご夫婦が居られたとは知りませんでした。
Quadのコンデンサー型のスピーカー
EMTのプレーヤー、Quadのプリアンプ、スチューダーのCDプレーヤー
色々お聴かせ頂いたレコードの中で印象に残ったのは、「ハリーベラフォンテ アット カーネギーホール」 です。この音源はステレオサウンド社からSACDで発売されていますので、ジャケットの写真には馴染みがあったのですが、初めて聴きました。ライブ感溢れる録音で、エンターテイメント性も飛び抜けて高く、最後の曲 「MATILDA」 は特に鳥肌ものでした。妻も感激していました。この稀有なレコード、今でも愛聴される理由が分かります。
我が家に帰って、「ハリーベラフォンテ アット カーネギーホール」 を検索しましたら、XRCD版が見つかり、さっそく注文しました。新品のLPレコードもありましたが、値段を見て諦めました。
XRCD版のマスタリングに裏切られたことはありませんので、我が家のシステムで妻を感動させれるか、私の腕の見せ所です。