Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

エール音響4550DEの変則的利用法

前回 『エール音響 4550DE に再挑戦』 の続きです。

ホーンシステムの低域と中域はソニーSUP-L11、Accuton の C220-6-222ソニーSUP-T11の組み合わせで不動なのですが、高域側のユニットを取り替えたりして更なる改善をもくろんでいます。今回はFostexのT500 MkII をエール音響の 4550DEBe に置き換えて、いろいろ試してみました。

イメージ 1




 まずは、SUP-L11、C220-6-222SUP-T11の組み合わせで聴いてみました。SUP-T11が560Hz以上をすべて受け持ち、破城する要素があまりありませんので音楽が安心して聴けます。しかし、Accutonの広い音場感を知る私には、音場感が狭く、音数も不足しているように聴こえます。

 次にSUP-L11、C220-6-222SUP-T11のシステムに4550DEBe をツィーターとして追加して聴いてみました。高域側のクロスを3kHzから6kHzの間でいろいろ試しましたが、アルミの振動板のSUP-T11ベリリウム振動板の4550DEBe の音色の違いが気になります。私には 4550DEBe の音が少し神経質に聴こえるのです。過去に何回も 4550DEBe に挑戦して負け戦をしていますが、今回も前回の事実を確認する以上の成果は得られませんでした。

 次はダメもとで SUP-T11 には①と同じ様に560Hz以上のすべての帯域を任せ、4550DEBe にはSUP-T11 のレベルよりかなり低くして6kHz以上を受け持たせて鳴らしてみました。どこかで聴いたようなフレーズ “なんということでしょう” が思わず頭をよぎりました。4550DEBe のレベルをうまく調整すると、音楽に生命が宿ったように瑞々しいく鳴り出しました。少し神経質気味な4550DEBe の音色がこの変則的な使い方では、その長所が上手く生かされているようです。料理に例えると、一般の主婦が作った料理に、プロのシェフがチョットしたソースを加えてプロの味に変身させた感じです。
音の厚みが増し、縦方向の音場感も改善されるので、音楽がより立体的に再現されます。今まで、我が家のシステムからは色気を感じることは無かったのですが、今回少しですが上品な色気が感じとれます。


イメージ 2



妻を第2リビニングルームに招いて、③の組み合わせで音楽を一時間程を聴いて貰いました。妻が好きなロッドスチュワート、ビリージョエル、ライオネルリッチーらを鳴らして合格点を貰いました。いつもは厳しい評価しか貰えていませんので、もしかしたら、マイベストサウンドを更新できたかもしれません