下記が円周配置の基本的なイメージです。ウーファを中心に他のユニットが円周上に配置されているのが分かります。フルレンジのユニットを使えば、この様なユニットの配置で悩むことは無いのですが.....。
この円周配置の概念を使って設計されたスピーカーは1978年にローデイから発売されたHS-10000です。エンクロージャーの中心部に、30cmのウーファー、6cmのミッドロー、3.5cmのミッド、1.8cmのミッドハイ0.9cmのツィーターをを搭載しています。また、エンクロージャーの上部にあるのは30cmのパッシブラジエーターです。ユニットはすべて平面振動板です。それから、興味のあるクロスの周波数は630Hz、2.5kHz、4.5kHz、9kHzに設定されています。