Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

長々胴太鼓型エンクロージャープロジェクト開始

先日、片道240kmドライブして、とある太鼓工房に”樽型”エンクロージャーの件でお邪魔してきました。今回は途中、温泉にも寄る約束で嫁さんが同伴してくれました。

工房の全景(工房のサイトより転載)


この工房の社長さんは大変魅力的な人で、地域にも貢献されています。同じ敷地に地域の子供たちやその親が太鼓の練習ができるような建屋も提供されています。丁度我々が行った日には子供達が集まって太鼓の練習をしていました。

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練習場の横には直径2メートル程の特大太鼓の保管庫があり、特別に見せて頂きました。写真に有るように元気な子供達がこうして音楽・文化にふれられる環境が、なぜか無性に嬉しくなります。もちろん、オーディオ愛好家として私も骨振動の領域の低音を体験させて頂きました。

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下記は工房内の全景で、大小の多数の太鼓がに次の工程の作業を待っています。材料はほとんどケヤキで、中をくり抜いて数年乾燥された後に、太鼓の形に精密にカットされるそうです。

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まず私の目を引いたのは、位置口近くに有った長々胴太鼓5兄弟です。私が探しているサイズより一回り小さいのが分かりちょっと残念です。

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ついに私が探していたサイズの太鼓に出会えました。太鼓の世界では1尺2寸 (36cm)の長々胴太鼓と呼ばれているそうです。左の写真は乾燥も十分の終えて、内部も太鼓として魅力的な音がでるようにに内部を削ってあります。歌口の部分の加工も終わり、後は牛皮を張れば、太鼓として完成します。

スピーカーのエンクロージャーとしては、右の写真に有る様な下地加工のみが終わっている材料がより適していそうです。今回は社長さんの特別な計らいで仕上げ無しの太鼓を分けて頂けることになりました。板厚は5cm程ありますので、エンクロージャーがとしては最適と自分勝手に思っています。そして、バッフルも取付けしやすそうです。
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今回の太鼓工房のへ訪問にはWoody&Allenさんに同伴して頂きました。社長さん、Woody&Allenさん、そして私の三人でいろいろアイデアを出しながら、太鼓型スピーカーの完成に向けて、今後の進め方を決めました。仕事でもそうですが、チャレンジ精神旺盛な人達の会話は楽しいです。

これをきっかけにWoody&Allenさんの企画力で新たな流線形エンクロージャーへと発展して行けば嬉しいです。太鼓工房の社長さんとWoody&Allenさん、今回は素敵な出会い有難うございました。


もちろん、嫁さんとの約束も忘れてはいませんでしたよ

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最後に、片道240kmのドライブに付き合ってくれた嫁さんに感謝です。嫁さんも工房で素敵な人達に出会えたと喜んでくれています。上記のエンクロージャーが我が家に届いた時に、これがどのような人に支えられてできたのかを知っていますので、一緒に音楽を聴いた時の感動がより分かち合えることでしょう。



今日から、”樽型”を改め”長々胴太鼓型”エンクロージャーと呼ぶことにしましょう。