Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

ヤマハのパワーアンプ B3 の動作確認

今日は愛猫の手を借りて最近入手したヤマハのパワーアンプ B3 の内部の確認と動作チェックを行いました。仕事がかなりはかどり、今日は3台の確認ができました。猫の手を侮ってはいけませんね。

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下記の写真は底板を外した状態です。右側が前面パネル、その後ろに電源トランス、中央部にB3用に開発された電解コンデンサ、後方にプロテクション回路が配置されています。アンプ部の基板はヒートシンクに取り付けてあます。なかなか理に適ったレイアウトです。

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ヒートシンク側からネジを数個外すと簡単にアンプ部の基板とSITにアクセスできるようになっています。右側基板はアンプ前段用の定電圧電源です。出力値は+/-85VDCが正しい値みたいですが、3台一台はなぜが+/-5Vの設定になっていました。

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B-3用に開発されたSIT 2SK76A(Nch)と2SJ26A(Pch)は熱伝達率の優れた銅板に取り付けたあとにアルミのヒートシンクに取り付けれています。下記の写真からSITのソース抵抗は0.2Ωだとわかります。

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アンプ部の終段のアイドリングと出力のDCオフセットは天をあければ簡単に調整できるように設計されています。右側の丸く青い部品がバイアス、左側の丸く青い部品DCオフセットを調整するための可変抵抗です。ネットで検索してみると、B3のアイドリングは350mA位のようですので、そのように再調整しました。今日は3台確認したのですが、年代モノですので結構ずれていました。部品のバラツキを考慮してか可変範囲もかなり広い設計になっていますので、結構シビアな調整が必要でした。

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我が家の愛猫も少しお疲れのようですので、次回に続きます。

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続く・・・・・