いろいろ考えた結果、マルチアンプ用マスターボリュームをデュアルモノ仕様、そして入力の端子はバランス専用に変更することに心が動きつつあります。12月18日付けのブログの2番目のブロック図のPWA-2をLとR用に独立して用意すれば簡単にデュアルモノ化できますね。
今回の変更の一番の動機は、高音質(精神的な安心感?)を期待してMUSES72320をモノラルで使用したかったためです。LとR用に基板のPIC16F87はPWA-1のPIC16F887にパラで接続します。PICのファームウェア開発の工数は変わらずですが、PWA-2基板がもう一枚必要となります。
電子ボリューム部分をデュアルモノ化することに決めましたので、次は各チャンネルのゲイン調整の仕様を決めなけらばいけませんね。できれば、MUSES72320の後段(10kΩ)のボリュームの使用は音質劣化の点から避けたいところです。我が家での使用ですと、不必要にゲインも高くなります。
ちなみに、下記が現在使用しているスピーカーのタイプとそれらの音圧レベルです。音圧レベルの差は最大で22dBあることが分かります。
個人的には、音質とノイズの観点からパワーアンプのゲインまたは入力のアッテネータ―で音圧レベルの差を粗調整して微調整はDF-55が望ましいと思っていますが、使用する環境が限定されますので悩ましいところです。アキュフェーズのパワーアンプですと、ゲインが0、-3、-6、-12dBと調整できます。そして、DF-55のアナログのアッテネータを使用すれば-10dBの調整ができますので、トータルで-22dBの調整はDF-55のデジタルボリュームを使用しなくても実現できます。
高能率なスピーカーユニットを使っている場合は、プリアンプやパワーアンプの残留ノイズが無視できない場合がありますのでシステム構築には注意が必要です。