Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

ツィーター用バッフルの工作

先日製作したツィーター用バッフルの試作品で問題なさそうですので、今回は正式版として15mm厚の無垢材で製作しました。2回ほどルーター加工に失敗しましたが、何とか左右2枚の加工ができました。下記はSB Acoustics SB29BNC-C000-4用で、Dayton Audio AMT2-4用は来週の予定です。

 

 

 

一日目、朝から始めた工作、夕方には何とか塗装まで仕上げることが出来ました。

 

 

 

二日目は午後のテニスを挟んで、午前と夜に組立てと配線の作業を行いました。スピーカーユニットとスピーカー端子間のケーブルは目立たないように工夫してあります。

 




今回はこれで時間切れ、残りの作業は、ユニットの取付と周波数特性の確認です。

ツィーターが届きました

注文していた下記の2種類のツィーターが届きました。

  • SB Acoustics SB29BNC-C000-4ベリリウム・ドームツィーター、写真右)
  • Dayton Audio AMT2-4(エア・モーションツィーター、写真左)

 

 

青空工房でツィーター(SB Acoustics SB29BNC-C000-4 )を取り付けるバッフル兼台座を試作しました。本番用は15mm厚のチーク(フローリングの残り)で製作予定です。間違ってルーター加工した後が残っているのは愛嬌と言うことで😅 

 

 

 

仮組して円形ホーンの台座に取り付けて、寸法の確認をしています。ツィーターのバッフルの外形はユニットの径をまったく同じですので、心もとないくらいちっちゃく見えますが、私のイメージ通りの収まり具合です。

 



ユニット(振動板)の位置はデジタルチャンネルデバイダーでタイムアライメントしますので、私が視覚的に違和感のない位置にしてあります。

 

今週末までには、本番用のバッフルの製作を完了させる予定です。より音場感あふれる音楽が聴けるようになると嬉しいのですが。スピーカーユニットを眺めているだけで幸せを感じている私です😀

 

Auro-3D再生を堪能して来ました!

私が宇宙人とお呼びしているAuro3Dさん宅にお邪魔してきました。Auro3Dさんはステレオ再生はもちろんですが、マルチチャンネル(特にAuro-3Dフォーマット)での再生に熱心に取り組まれています。

 

オールドファッションの私はマルチアンプは理解できても、マルチチャンネル?それってなんなの?と思ってしまいます。Auro3Dさんのお部屋にあるスピーカーの数を数えてみましたが、両手・両足の指を総動員しても足りませんでしたので数えるのを諦めました。

 

*写真はPhil-M Community のAuro3Dさんのマイルームからの転載です

 

 

Auro3Dさんがお使いの機器やスピーカーの説明は省きますが、最新のマルチチャンネルの一つであるAuro-3Dフォーマットで聴く音楽再生は、3次元的な空間表現能力に加えて、一音一音が立体的でした。Auro3Dさんのスピーカーの配置、音圧レベル、タイムアライメントなどの調整が努力の賜物でしょうかスピーカーの存在をまったく感じさせません。部屋(壁)の存在すら忘れるくらいです。正しく、広い空間に音楽が存在する感じです。音色の揃ったスピーカー(Sonus Faber)の選択、優秀なプリ(STORM Audio ISP MK2)のキャリブレーション機能を駆使されているのが成功に繋がっているようです。もし、ステレオでこの音像・音場が再生できたら、オフ会では100点満点どころか200点と言って貰えそうです。

 

Auro3Dさん、貴重な体験ありがとうございました。いろいろな音楽再生の仕方があるのを知ることができて勉強になりました。

 

ツィーターの「ジャケット買い」

ホーンシステム用のツィーターの話は頭の体操程度にかるーく考えていたのですが、スピーカーユニット大好きな私の背中を押すようなウィンター・セールをあるショップでやっていたので買っちゃいました。レコードの世界で言われる見た目重視の「ジャケット買い」です😀

 

で、私が購入したのは下記の2種類のツィーターです。Scan-Speak と Fostex ユニットはお遊びで購入するには高額過ぎますので、選択肢から外しました。

  • SB Acoustics SB29BNC-C000-4 (29㎜ ベリリウム・ドームツィーター)
  • Dayton Audio AMT2-4(エア・モーションツィーター)

 

 

 

SB Acoustics SB29BNC-C000-4 と Dayton Audio AMT2-4 の周波数特性を Fostex から近々発売されるFolded Diaphragm式のトゥイーター T360FD と同じ図にプロットしてみました。

 

 

SB29BNC-C000-4 はバッフル板の面積が少ないのが、広い音場感を求めている私には合いそうです。振動板はベリリウムです。以前ホーンドライバーでベリリウム振動板のミッドハイを使ってSonyのSUP-T11と組み合わせたことがあるのですが、その時は音色が合わずに苦労しました。今回はどのような結果が待っているのでしょうか。不安と期待が入り混じっています。

 

それから、お値段以上と思われる AMT2-4 は3kHz辺りからの使用は無理のようですが、エア・モーションタイプの音を自分の部屋・機器で聴いて、その特徴を知りたかったので購入しました。

 

注文した2種類のツィーターは今週末には届くと思いますので、今は楽しみに待っているところです。

近年のオーディオ機器の高額化には、自分の価値観からは離れて行っているなと感じていたのですが、スピーカーユニットの価格はまだ健全と思えてきました。スピーカーユニットで10年以上遊べますので「黄金の60代」買うなら「今でしょ!」😀

 

ホーンシステム用のツィーターのゆるーいお話

我が家のホーンシステムのツィーターはTechnics EAS-10TH1000を使っています。EAS-10TH1000は1979年頃の発売ですが、私は生産終了の年に慌てて購入しました。

 

Technics EAS-10TH1000

 

 

ソニーのドライバー SUP-T11 は軸上では20kHz付近まで伸びていますが、ホーンの指向性の影響で5kHz辺りから減衰が始まります。これがホーンの2ウェイで立体的でキラキラ感のある広大なサウンドステージが得づらい原因と素人考えですが思っています。音像表現や音色はもちろんですが、広い音場感を求めている私ですので、ツィーターに Technics EAS-10TH1000 の特性(もちろん音も😀)を考慮して5.6kHz・24dB/Octでクロスしています。

 

(注)約40kHz以上は我が家の測定限界です。

 

5kHzでのクロスは周波数の観点からは悪くはないのですが、上質なキラキラ感のある音場感(部屋の音響に3次元的に溶け込むような高音)を得るには、3kHz前後でクロスしたくなります。Fostexのホーンツィーター T500A MKll も所有していますが、10kHz以上での使用が望ましいようですので、今回の私の用途には合っていないようです。

 

Fostex T500A MKll 

 

 

そんな中、Fostex からFolded Diaphragm式のトゥイーター T360FD が今年1月下旬より発売されるようです。マグネットはネオジムで価格は49,500円(1台/税込)だそうです。カタログにはFolded Diaphragm方式は「力強く存在感のある高密度な音像の形成を得意とし、ロックやメタルの表現は特筆モノ」とありますのでホーンドライバーとの相性も良さそうです。ホーンシステムをてこ入れする予定は無かったのですが、気になるツィーターが現れました。

 

Fostex T360FD



上記の3種類のツィーターを同一の図にプロットして比較しました。Technics EAS-10TH1000はスーパーツィーターとしての用途では完璧ですね。Fostex T360FD は2.5kHz辺りから使えそうですので、こちらの方が私の目的に合っているかもしれません。あるサイトでは私が求めている音の正反対の音のようなことが書かれていましたので、実際に聴いてからの判断します。

 

 


いろいろネット上で調べてみるとRAAL、SB Acoustics、Dayton Audio から似たような技術で造られたツィーターがあるのが分かりました。それぞれのデータシートを眺めながら、どんな音がするのだろうと想像するのも楽しいです

 

ちゃぶ台をひっくり返して、SonyのSUP-L11とSU-T11を使って居られるゴンザエモンさんの真似をしてミッドバスにはFPS、ハイにはScan Speakのツィーターを導入するのもありだと、最近思うようになりました。ゴンザエモンさんのシステムの音は昨年11月に聴かせて頂き、その空間表現力は素晴らしく私の好みでした。その時の刺激が、今回のツィーター探しに繋がっています。

 

穏やかな年明け

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

 

今年の元旦は穏やかな天気で、タウ君も気持ち良さそうに新年を祝っているようです。

 

 

ちょっといたずら心がでて、真上からのタウ君のショットです。新年早々、私の寝室に大きな野ネズミをお土産に持って来てくれました。幸い私のテニスで鍛えた俊敏な動きでネズミ君は救出できました。タウ君は猫としての仕事をしただけですが、正月から殺生せずに済みました。良かった、良かった😅




いつも隣家の林で見かけている台湾リスが、混群で来る小鳥たち用のひまわりの種を食べていました。初めてのことでちょっとびっくり。

 

 

隣家では薪ストーブがあるようで、香ばしい薪の香りをおすそ分けして頂いています。この隣家の林に台湾リスは巣を作っているようです。時々ペアで樹皮を食べているところを見かけます。

 

 

 

春から秋の間は緑で覆われて隣家は隠れてしまいます。このように、季節の移り変わりが味わえる生活も悪くはないです。

 

 

冬の間は、一日4・5回の頻度でシジュウカラヤマガラ、ヒワラカワなどが混群で我が家の庭に餌を求めてやってきます。今シーズンはまだ見ていませんが、私の大好きなソウシチョウも来てくれます。

 

 

 

今年もスローライフの中心に素敵な音楽、「足るを知る」精神で心豊かに過ごせたら嬉しいです。そして、「欲張り過ぎない範囲でのオーディオの物欲」も生きる力になります。まだまだ悟りが足りない私です😅

 

今年も宜しくお願いします。

 

感謝をこめて2022年オーディオ活動のまとめ

今年も残すところ2日となりましたので、この1年を振り返ってみます。半年以上前のことは遥か彼方ですが、自分で思っていた以上にいろいろなことをやりましたね。

 

私の今年のブログの記事数は120件で週2のペースでした。オーディオと私のもう一つの趣味のテニスの活動 (計120回)と共に棒グラフにしてみました。橙がブログの記事数、青がテニスの月当たりの回数です。これを見ると、オーディオとテニス、バランスの取れた1年でした。聴覚の衰えや膝の痛みなどと付き合いながらですが …

 

 

 

1月-3月

スピーカー設計の支援ソフトウェア VituixCAD を勉強しながら使い始めて、Near Field と Far Field の結果の合成、バッフル効果および補正、高域の共振周波数の対策などを今更ながら学びました。「It is never too late to learn」の精神です。バッフル補正と高域の共振周波数の対策を施して Before&After の聴き比べもして、私のオーディオの経験値も上がりました。

 

 

 

4月

スピーカーのお勉強がひと段落付いたので、アナログ再生に興味の対象が移り、フォノイコライザ2機種を自宅試聴しました。劇的な音質向上には繋がりませんでしたので、いずれも購入には至りませんでした。

 

 

5月

近所にお住まいの方が3Dプリンタで製作された読書用とターンテーブル用のランプシェードを購入しました。リスニングルームの雰囲気および使い勝手が良くなったのは嬉しです。

 

 

 

6月

DS Audio DS003カートリッジとイコライザのセットを自宅試聴させて頂きました。世間で評判になっているのが分かりました。愛用しているオルトフォンのカートリッジ MC-A90に比べて、DS Audioの光カートリッジは微細な音の表現力が数段上です。下方リニアリティが高いのでしょうね。とても音楽性豊かに聴こえます。


 

 

7月

1998年に購入したEsoteric P0のトレーの開閉に問題が発生しましたので、Esotericで修理して貰いました。購入してから34年経過していますので、修理して貰えるとは思っていませんでしたのでEsotericのサポート部の方々には感謝しています。もし、P0が壊れたら完全にファイル再生に移行するつもりでしたが、まだまだCDで音楽が聴けるようです。CDのリッピング作業の先延ばしの口実もできました😅

 



8月-9月

1年以上鳴らしていなかったホーンシステムでしたが、スピーカー間にあったCD棚を移動して環境を整えました。当初は1か月程鳴らしてAccutonのシステムに戻る予定でしたが、私の想像以上に手を加えるごとに音が良くなりましたので、現在もホーンシステムで音楽を楽しんでいます。愛情を持って接すると、人間だけではなくオーディオ機器にもその気持ちが通じるようです。

 

Before & After

 

 

10月

念願の光カートリッジを導入しました。と言っても、第一世代(DS001)の中古品です。今まで使ったいたオルトフォンのカートリッジ(MC-A90)はクラシック、光カートリッジはそれ以外のジャンルの音楽と、厳密ではありませんが使い分ける予定です。カートリッジを何個もターンテーブルの横に転がして居られる方の気持ちが初めて分かりました。以前は、1個あればいいじゃーんと思っていましたから😅

 

 

 

光カートリッジは専用イコライザーアンプが必要になりますので、それに合わせてグランツのトーンアーム(MH-10Bを導入しました。 アームの上げ下ろしする度に、このトーンアームの感度の高さを感じます。

 



10月の後半はホーンシステムの調整を丁寧にやり直しました。一般家庭でパソコンとマイクさえあれば、音響測定ができる時代です。音を良くするプロセスが楽しめて、費用対効果の高い、自作スピーカーとマルチアンプ方式が見直されてもよいのではと思っています。音楽愛好家からは音楽を聴く時間がもったいないとお小言を言われそうです。

 

 

 


11月-12月

ホーンシステムの総仕上げと言う訳ではありませんが、複数の方に聴いて頂く機会がありました。オフ会では自分の未熟なところをさらけ出す場にもなりますので、神経を使う部分もあるのですが、普段は慣れで聴いている自分のシステムの音を客観的に聴ける場でもあります。テニスに例えると、草トーナメントに参加すると自分が出来ていないプレーが明確になる感じでしょうか。

 

一連のオフ会での収穫は、「玉座」のアイデアが湧き、それを実現できたことでしょうか。妻にも好評です。

 

 

 

今年のオフ会の纏め

有難いことにたくさんのオーディオ愛好家の方々お越し頂きました。これも妻の理解と協力があってこそです。とても感謝しています。思っていても、口に出さなければ伝わらないですよね。日本男児、チョット恥ずかしいですが、次回の「家庭内オフ会」で、思い切って告白してみます😅

 

我が家でのオフ会

  8月 Auro3Dさん

11月 ボロトレーンさんとSさん

11月 yajapaさん

12月 ゴンザエモンさんとWoody&Allenさん

12月 Auro3Dさん、K&Kさん、Tomyさん

 

訪問してのオフ会

  4月 都内のSさん宅

  9月 Auro3Dさん宅

11月 ゴンザエモンさん宅

11月 yajapaさんお宅

 

私の思う理想のオフ会は、人のお宅(部屋)・機器で聴く音楽も素敵だけど、やはり自分の部屋・機器で聴く音楽が一番しっくりくると再認識することだと思います。音楽には好み、オーディオには大人の事情、テニスは持って生まれた運動神経があります。それらを受け入れた上で、学ぶ点があればそれもまたよしですね。

 

Auro3Dさん、ボロトレーンさん、yajapaさん、ゴンザエモンさん、Woody&Allenさん、K&Kさん、Tomyさん、Sさん、おかげ様で充実した一年を過ごすことができました。今後とも宜しくお願いします。

 

最後に

2010年にブログを始めてから12年が経ちました。他人様からみたらどうでも良いような記事ばかり書いている私ですが、自分のオーディオを振り返るのにこのブログは欠かせない存在になっています。そして、ginbiさん、woodyallenさん、ranmarubellさん、いつも気配りして頂きありがとうございます。励みになります。

 

私のブログですので高額な機器の導入記は期待できませんが、来年も最低でも週1回のペースでオーディオを中心に日常を綴った記事をアップする予定です。

 

来年も、よろしくお願いします。