Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

お帰り、ホーンシステム

1.ホーンシステムの配置

ホーンシステムはソファーの後ろで、健気にご主人様からお呼びかかかるのを待っている状態でした。2週間前、ホーンシステムの間にあった背丈1㎡ほどのCDラックを移動しましたので、下記のように音楽を聴きたくなる雰囲気が少し出てきました。部屋の壁のことを考えてホーンの位置を内よりにしたのですが、写真で見るとホーンとウーファーはインライン化したほうが美しく見えますよね。近く、試してみます。

 

 

我が家ではAccutonのスピーカーシステムがメインですので、サブ的な位置づけのホーンシステムの配置は、部屋の広さは限られていますので、最大限の努力と工夫はしていますが、いろいろなところで妥協しています。それだったら、スピーカーシステムを一つだけにすればよいのにと言われそうですが、”それを言っちゃおしまいよ”と寅さんと私の何人かのオーディオ仲間が応援してくれそうです😀

 

 

2.機器の構成

ホーンシステムの構成ユニットは下記の通りです。Sonyのドライバーは20kHzまで十分に再生できるのですが、高音は指向性の広いTechnicsのリーフツィーターに受け持たせています。

 低音: Sony SUP-L11

 中音: Sony SUP-T11

 高音: Technics EAS-10TH1000

 

下記はスピーカーユニットとパワーアンプの接続図です。基本的にはAccutonのスピーカーシステムと同様床下に設置してあるパワーアンプを使っています。低音と中音の能率差が12dBありますので、中音のドライバーにはイシノラボのマッチングトランスを使っています。AccuphaseパワーアンプがLとRチャンネルのゲインが個別に設定できるとパワーアンプの数が減らせるのですが😅 

 



3.音響特性

下記はスピーカーから3m(リスニングポイント)での周波数特性です。二年近く、音を出していなかったホーンシステムですので、とりあえずこの状態で鳴らします。そのあと、聴感でチャンネルデバイダーの設定を見直す予定です。

 



4.今後の予定

少なくても一か月の間はホーンシステムのメインテナンスも兼ねて音楽を聴く予定です。今回は試聴の結果をシェアするほど音楽を聴き込んでいませんので、次回にでも紹介する予定です。やっぱり、初恋のホーンシステムの音のほうが好きだったとなるのでしょうか。楽しみです😍

 

宇宙人と武士のオフ会

なかなか世の中が落ち着かずにオーディオ仲間とのリアル交流が、このところ途絶えているのは残念でなりません。私が交流させて頂いている方々の共通項はマルチアンプ方式で自作スピーカーを手段として音楽を楽しまれていることです。

 

そんな中、ひょんなことから「PHILE WEBコミュニティ」で知り合ったAuro3Dさんが、先日我が家に遊びに来て下さいました。Auro3Dさんは最新(ハイテクな)のマルチチャンネルで時空を超えた音楽再生を目指している宇宙人のような方です😀

 

Auro3Dさんの言葉を借りると、今回は<宇宙人>と<武士>のオフ会でした。近々、私もAuro3Dさん宅を訪問させて頂く予定です。1ペアのスピーカーで手一杯の私ですが、いまから宇宙人的なオーディオおよび音楽再生「未知との遭遇」楽しみにしています。

 

Auro3Dさんが今回のオフ会「PHILE WEBコミュニティ」で紹介されています。Auro3Dさんには大人の対応をして頂き感謝です。

 

community.phileweb.com

 

オフ会では相手のシステムの不備な部分を探す努力をするより(オフ会では評論家として招いている訳ではないのですから)、そのシステムの良さを見つけて自分がそれから学ぶ気持ちが大切だと私は思っています。Auro3Dさんは後者のタイプの方でしたので、楽しくそして充実した午後のひと時を過ごすことができました。もちろん、長年かけて価値観がたとえ異なっていても共有できている方々からの本質的なアドバイスは大歓迎です。

 

同じ趣味を持っているというだけで、初回から長年の友のように接することができるのが素敵ですよね。久しぶりのオフ会、とても楽しかったです😀

 

低域の周波数特性、いいね!

先日、サブウーファーの設置場所は聴感と視覚的な収まりの良さで、下記の位置に決めました。

 



 

今回のCDラックやサブウーファーの移動でスピーカーケーブルを外したりしましたので、接続が間違っていないかの確認を含めて、久しぶりに音響測定を行いました。そんなの耳で聴けば分かるだろうと言われそうですが、「念には念を入れよ」と言うことでお許しを😅

 

下記の特性はリスニングポイントでのL-chの低域の周波数特性です。低域特性の精度を上げるために300msecまでのデータを取り込みましたので反射波のエネルギーも含んだ結果になります。



サブウーファーウーファーのクロスの特性は企業秘密(なんちゃって)ですが、聴感と測定結果はかなり近いような気がします。聴感と視覚的な収まりの良さで決定したサブウーファーの設置位置ですが、リスニングポイントの場所も含めて、運よく定在波の影響が少ない場所が選べていると思っているは私だけかもしれませんが、まず自分が納得することは大事なことですよね😅

 

楽曲や音量によっては、アキュフェーズのデジタルプリのコンペンセータの機能を使って最低域を少し上げる方が気持ち良く感じられます。

 

サブウーファーの移動

CDラックの移動を始める1ヵ月程の前から、サブウーファーの最適な置き場所を探すために、台車にのせて運用していました。

 

今回サブウーファーを試した場所は下記の通りです。2019年に同様の比較試聴をしていますが、最近CDラックやレコードラックの移動を行いましたのであらためて実験しました。太鼓型エンクロージャーの真下の置くインラインの案もあるのですが、私には視覚的に不自然に感じます。慣れの問題かもしれませんが、太鼓型エンクロージャーの下側には空間が欲しいです。

  1. 部屋の角(2019年以来の定位置)
  2. 太鼓型エンクロージャーの外側
  3. 太鼓型エンクロージャーの斜め後ろ

 

下記は試験的に部屋の角にサブウーファーを置いた時の写真です。サブウーファーは移動を容易にするために台車に載せています。



下記は、今回私が選択したサブウーファーを置いた場所での写真です。太鼓型エンクロージャーの斜め後ろで決定しました。サブウーファーが存在感を主張することなく、視覚的にもまずまずの場所と思っていますがいかがでしょうか。

 

 

第一候補の部屋の角はCDラックの影響でしょうか、超低音の明瞭度が低下したような気がします。太鼓型エンクロージャーの外側に置く案は、2019年の実験と同じ結果で、サブウーファーの側板の反射の影響でしょうか、サウンドステージが私のイメージと少しことなります。従って、消去法になりますが、サブウーファーの新しい置き場所は太鼓型エンクロージャーの斜め後ろで決定です。私は、サブウーファーの場所を検討するときは、超低音の質感よりも、中高域を担当する太鼓型エンクロージャーの音場が乱されないことを重視して決めています。

 

 

今日のブログの二つ目のテーマはサブウーファーの移動および設置方法です。いつもは力持ちの妻とタウ猫の手を借りるのですが、あいにく妻は旅行で不在、愛猫のタウ君は縄張りのチェックで出掛けていましたので一人で頑張りました😅

 

台車にのったサブウーファーをスパイク型のインシュレータにのせるだけの作業ですが、それなりの大きさと重さ(43kg) がありますので一人で作業やるのは大変そして危険です。怪我はしたくはありませんので、私は安全靴を履いて作業しました。

 

この作業で大活躍するのが、エアジャッキとステレオサウンド誌です。台車の高さからインシュレータの高さにもっていくために、丁度良い厚みのステレオサウンド誌を一冊ずつ抜いていきます。

 

 

 

2019年10月にも同じようなことをやっていました。この時はパワーアンプ7台はリスニングルームに置いていました。2021年9月にパワーアンプは床下に移動しました。我が家では機器の購入や入れ替えは少ないですが、機器やラックの配置換えは一年に二度くらいはやっているような気がします。前者は財力がないとできませんが、後者は私のひらめきと労力だけで済むのが有難いです。

 

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レコードプレーヤーの回転数の調整

我が家では、ノティンガムのプレーヤーに使っているACモーターとプーリーは事情があって純正品ではありません。そのためターンテーブルの正確な回転数を得るためにはモーターの駆動周波数を調整する必要があります。基準(周波数が分かっている)信号Analogue Productions The Ultimate Analogue Test LPで発生させて、音響測定ソフトウェアのArtaスペクトラムアナライザの機能を使って確認しました。

 

 

 

我が家ではノティンガムのプレーヤー用のモーターはVPI SDS (Synchronous Drive System)で駆動していますので、テストレコードの基準信号の周波数が再生されるように、VPI SDSの発振周波数を調整します。

 

 

 

VPI SDSの発振周波数を58.76Hzに調整しましたら、テストレコードの基準信号(1kHz)がかなりの精度で得られました。



回転数の調整が完了しましたので、カートリッジ関連の特性を測定しようとしたら、突然、Artaでの測定信号が期待値と違います。来週にはお客様をお迎えする予定になっているのに、なんと間の悪いことか。最悪のことが最悪のタイミングで発生しました。久しぶりにマーフィーの法則の到来です😅

 

少し冷静になってフォノイコライザ(Sutherland Hubble)のマニュアルを読むと乾電池切れのようです。Hubbleのマニュアルでは約1000時間が仕様となっていました。私が前回、乾電池を交換したのは昨年2月でしたので、電池切れにも納得です。

 

さっそく単一乾電池16個を注文、木曜日には届く予定です。お客様にレコードを聴いて頂いている最中の電池切れでなくてほんとに良かったです。マーフィーの法則にも「ニアミス」があるようですね😀

 

前回の乾電池交換時の写真

イメージ 1

 

 

乾電池にもエージングは必要なのでしょうか。「でも、そんなの関係ねぇ!」ですよね。

 

太鼓型スピーカーシステム(4兄弟の妄想)

私は3兄弟の太鼓型スピーカーシステムを愛用していますが、実を言うと仕上げ前の太鼓胴をもう1個ペア所有しているのです(告白タイム?😅)。

 

今回紹介する太鼓胴は、長野の太鼓工房で2012年(平成24年)に仮仕上げされたもので、私はその乾燥途中の個体を翌年にミッド用として購入しました。ほぼ同時期にAccutonからCELL Concept Drive がアナウンスされ、まさしく太鼓型エンクロージャーのために設計されたようなユニットとタイムリーな巡りあわせにビックリ! 

当初は12か16㎝クラスのユニットの使用を考えていましたが、予定を変更してミッドのユニットはC90-6-724に音も聴かずに決定。そこで問題が発生、この太鼓胴はC90-6-724には下記の様に大きすぎて不採用、その後10年物置きで保管していました。C90-6-724用には新規で太鼓工房で製作して頂いたものが現在使っている個体です。

 

 

 

この未使用の太鼓胴は30Lクラスで、現在使用しているミッドバスとミッド用のエンクロージャーの中間のサイズです。現在、Accutonから16㎝のCELLバージョンも発売されていますので、この太鼓胴との相性も良さそうです。



太鼓型スピーカーシステムの4兄弟化は止めていた方が賢明なのは分かってはいるのですが、"人生は一度だけだから挑戦したら”と悪魔のあま~いささやき、"今でしょ!”と林修先生のげき、”押すなよ!絶対に押すなよ!”とあの芸人さんの声が聴こえるような、あぶない妄想の話でした😅

 

ホーンシステム側配置換え完了

レコードラック用の敷板を青空工房で加工しています。幅は1950㎜必要なのですが、1枚板が手持ちで無かったので、2枚構成にしました。マンションのリスニングルームで使っていた12厚の桧の合板を有効活用します。

 

 

 

左はBefore、右はAfterです。レコードラックの位置が円形ホーンより大分下になり、スッキリしました。埃の対策とアクセスのしやすさを求めて、上記の敷板に下駄をはかしてレコードラックは10cmほどかさあげしています。敷板は黒系のオイルステインでしあげましたので写真では分かりづらいですね。

 

 

レコードラックの上に小物を置けば、ミニ動物園の完成です。

待ちに待った『ピーターと狼』開園じゃなかった、開演で~~~す😀

 

 

ホーンシステムからも良い音がでそうな雰囲気になりました。妻から久しぶりに”ナイス”を貰いました。私は褒められて伸びるタイプなのです😀

こちらのシステムは音像重視の音楽表現ですので、写実的な油絵が活きそうです。油絵は光のあて方や見る角度で表情が変わります。音楽もいろいろな楽しみ方があり、絵画と一緒ですね。

 

 

下記は先日紹介したAccutonのスピーカシステム側です。ホーンシステム側からCDラックを移動してきましたが、思っていたほど圧迫感ありません。もちろん、無いに越したことはありませんが、合理的な妥協だと思っています。抽象画の大作が音場表現が豊かなAccutonのスピーカシステムと相性がとても良いです。

 

 

今年の夏休みの工作は、これで終了です。

 

あとは涼しい「音楽の秋」がくるのを待つだけです😀